リース更新に伴って設備を一括購入に切り替えた際の税務処理
不動産オーナーをしております。
この度、物件のドアホンのリースが満了になります。
これに伴い、①新たにリース②一括購入の2パターンで迷っております。
ひととおり検討したのですが、税務処理で確認したいことがありご相談させていただきます。
ドアホンを一括購入した場合、経費処理はどうなるのでしょうか。
固定資産ならびに償却資産にならない認識ですが、
購入年度に修繕費として一括計上することになるのでしょうか。
耐用年数に合わせて、少しずつ経費計上できないでしょうか。
今までリースとして毎年経費計上ができていたのが、
一括購入となることで単年計上で終わると考えると、
初年度は課税所得が減っていいですが、翌年以降は
計上できる経費が減ってしまって所得増に繋がる?と考え、
であればリースのままがいいのかも…と迷っている次第です。
お手数ですが、何卒ご教示いただきますようお願いいたします。
税理士の回答
新たに購入するドアホン1台当りの購入価額が10万円以上であれば修繕費ではなく減価償却資産に計上しても問題はないと思いますが、10万円未満であれば所得税法施行令138条1項により必要経費に算入することになります。
法人であれば10万円未満の少額の減価償却資産の損金算入は損金経理要件があるため、これを減価償却資産にするには損金経理をしなければ可能ですが、個人の上記施行令では必要経費に算入する、と規定されているため納税者の選択の余地はないと考えられるためです。
ご回答ありがとうございます。
要するに、「1台10万未満であれば、個人事業主は一括計上しか選択できません」ですね。
>今までリースとして毎年経費計上ができていたのが、
>一括購入となることで単年計上で終わると考えると、
>初年度は課税所得が減っていいですが、翌年以降は
>計上できる経費が減ってしまって所得増に繋がる?と考え、
>であればリースのままがいいのかも…と迷っている次第です。
もしよろしければ、こちらについてもご意見お聞かせください。
一時の経費とできるのが得と思う人もいれば、少額でも数年にわたって経費にした方が得と思う人もいます。
どちらが良いかは個々人の所得の見込みなどで判断で変わるものですから第三者が選ぶ話ではないと思います。
購入した場合は必要経費に算入することが明確になったのですから、ご自身でご判断下さい。
ご回答ありがとうございます。
どちらが良いかは個々人の所得の見込みなどで判断で変わるものですから…
なるほど。その収入見込みなどで変わってくるんですね。
その判断基準までご意見いただけたら嬉しかったです。
ありがとうございました。
本投稿は、2023年03月29日 20時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。