ドルで受け取ったチップの仕訳方法について
個人事業主です。仕事上、外国人からチップを貰うことがあります。「売上」として仕訳する場合ですが、ドルで受け取った場合の仕訳について質問があります。
1. チップを受け取った日(売上発生日)は、「現金○○円 売上○○円」と仕訳すると思いますが、その際の「円」はどのように計算するのでしょうか?「TTMレート」というものを使用するのでしょうか?また、細かい話ですがTTMの小数点以下はどのように計算するのでしょうか?
2. チップのドルを円に両替した日も仕訳が必要ですか?その際、売上発生日のTTMと両替所での円・ドルのレートが違うと思うので、「為替差益」「為替差損」というものも仕訳しないといけないですか?
3. 知識が浅いので、初歩的な質問になりますが、そもそも「為替差益」「為替差損」というのは、このような「チップをドルから円に両替」というような際には関係のない話でしょうか?
よろしくご教示ください。
税理士の回答

山本健治
1.TTMで換算して、小数点以下は切り捨てでよいと思います。
2.為替差益、差損を計上することになります。
年間を通して為替差益であれば、雑所得になります。
3.チップがどうこうといいますより、外貨を受け取った日のレートと円転した日のレートの差で為替差益差損が生じることになるかと思います。
ありがとうございました。では、例として以下のような仕訳で合っていますか?(金額は例として書いております。)
【チップを受け取った日】
TTMレート:120円/ドル
チップの額:1000ドル × 120円 = 120000円
仕訳:(借方)現金120000円 (貸方)売上120000円
【円に両替した日】
両替した場所でのレート:130円/ドル
チップの額:1000ドル × 130円 = 130000円
為替差益:130000円 ー 120000円 = 10000円
仕訳:(借方)現金10000円 (貸方)為替差益10000円
(両替して額が低くなった場合は為替差損)
このように、チップをドルで受けた日はTTMレート(小数点以下切り捨てで計算)で、チップを円に両替した日は両替所のレートを使用して、結果、チップ発生日に仕訳した額より上回った額を「為替差益」、下回った額を「為替差損」として仕訳する、という形で合っていますか?上記の仕訳の方法で合っていますでしょうか?
本投稿は、2023年07月06日 22時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。