トレーディングカード売却について
計上し方法をご教示ください。何年も前にコレクションとして集めたトレーディングカードが不要になったため、売却を検討しています。何点か約30万円ほどの価値があるカードもあるのですが、仕入れ値(原価)がもう分からないため、どう計上して良いのか分かりません。よろしくお願いします。
税理士の回答

トレーディングカードの売却に関する税務上の取扱方法について、以下の通りです。
原価が不明な場合の計上方法
トレーディングカードを売却する際、売却益を計算するためには、通常、売却価格から購入価格(原価)および関連する諸費用を差し引きます。しかし、購入価格が不明な場合でも、正しい計上が求められます。一般的には、購入価格を合理的に推測する努力を行い、あり得る購入価格を推定で計上することが可能です。合理的な推計が難しい場合、売却益は売却価格全体として認識される可能性があります。
税金の計算
トレーディングカードの売却益が「譲渡所得」として扱われる場合、50万円の特別控除が適用され、利益がこの額以下であれば、基本的に税金は発生しません。ただし、確定申告の義務は発生する可能性があるため、別途申告の準備をする必要があります。
確定申告の必要性
売却益が特定の条件を超える場合は確定申告が必要です。特に給与所得者の場合、売却を通じて得た利益が年間20万円を超える場合は、確定申告を行う必要があります。
関連費用の計上
諸費用には、売却時に発生した手数料や送料などが含まれる可能性があります。これらの費用は売却益から控除することができます。取引の証拠として、領収書や取引記録をしっかりと保管しておくことが重要です。
本投稿は、2024年09月20日 08時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。