敷金の処理方法
駐車場を経営しているものです。
お客様から預かった敷金を返金したのですが、
貸したときに敷金として処理をしないで、事業主貸で処理をしておりました。
本来、敷金を計上していれば、返金の際は
敷金 / 現金 などで処理すると思うのですが、
事業主貸で最初に処理した場合は、事業主貸 / 現金 などで処理してもよろしいでしょうか?
収入の戻りとかではないのですが、それとも仕訳すらしないでも問題ないものなのでしょうか?
税理士の回答

三嶋政美
ご質問ありがとうございます。
敷金の返金に関しては、初回の仕訳が「事業主貸」として処理されている場合、その返金も「事業主貸/現金」と仕訳を行うことで問題ありません。ただし、敷金は本来、預り金として計上すべき性質のものであるため、今回の返金処理が完了した後、帳簿の整合性を保つためにも今後は適切な科目(敷金や預り金)を用いて仕訳を行うことをお勧めします。
なお、敷金は収益でも費用でもないため、返金時に「収入の戻り」として処理する必要はありません。また、仕訳を行わないという選択肢は避けるべきです。取引記録を正確に残すことで、将来的な会計処理のトラブルを防ぐことができます。適切な科目を使用することを心がけてください。
丁寧で分かりやすいご解答ありがとうございました。
今後は適切な科目を使用するよう心がけます。

三嶋政美
お力添えできたようで何よりです。
また何かご不明点やお困りごとがございましたらお声がけください。
本投稿は、2025年01月27日 10時32分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。