イベント(興行)のチケット領収書について
小さなイベント会社です。
160人くらいのコンサートを実施します。チケットは、前売りもありますが、ほとんどが当日販売です。領収書を要求される場合もありますが、実務上はほとんど発行しません。現金収入となりますが、その証拠(入金)とするにはどうしたらよいのでしょうか?領収書はなくても問題ないのでしょうか?
収入は、30万円を超えます。利益は、経費を引いて3万円くらいです。
税理士の回答

泉澤秀隆
前売りと当日券の別、S席や特別席の別、子ども券があればその区分が何枚ずつ売れたかどうかは把握されているのではないでしょうか?
それがあれば十分だと思います。
資金繰り的に厳しい面もあると思いますが、出来れば入金と出金を分けるためにも、収入金額全額をいったん銀行に預け入れて何月何日の売上とメモを残す事をお勧めします。

税務調査の時に現金販売の売上については、帳簿に記帳された売上金額が正しく計上されているのか、計上漏れはないのかが問題になります。このような場合にどうするかを考えてみました。チケットを領収書代わりにする方法です。お客様に渡すチケットの一部を切り取れるようにしてその一部を残すようにします。チケットには一連番号を表示し、控の部分にも同じ番号を表示します。控を残すことでチケットの販売枚数と販売金額が分かり、第一義的に売上金額が正しいと言えると考えます。更に、出来ることなら現金出納帳による現金残高の管理ですが、記帳が毎日行われることが前提になります。お客様がチケットの一部が切り取られたものでは納得しない場合は、チケットの印刷総枚数がわかるよう領収書などに記載してもらい、残枚数を管理しておき販売枚数と売上金額を管理する方法ではどうでしょうか。売上の証拠書類として残すための方法として簡単に回答いたしました。参考になれば幸いです。
本投稿は、2015年10月24日 07時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。