複数商品仕入れ時の仕訳と代行手数料について
個人事業主で青色申告をしております。
2019年に初めて本業とは別に、輸入商品の転売ビジネスを行いました。
記帳の方法についてご指導いただければと思います。
①
1回の仕入れで複数商品を注文した場合は、商品ごとに記帳する必要があるのでしょうか?
その場合、仕入れにかかる諸費用(送料・税金など)はどのように扱えばよいでしょうか?
②
仕入れの際に代行業者を利用しており、この手数料も仕入れにかかる諸費用に含めても良いのでしょか?
③
仕入れ代金は前払いで、代行業者に振込をしております。
代行業者が商品を検品して、不良品の返品処理をし、返品になった分の代金は次回注文分から差し引いてもらう仕組みです。
次回注文分で相殺されるときの仕訳は「値引き」と同じ扱いで良いのでしょうか?
また、前回注文時の返品分が、現状まだ返金されていない状態(次の注文をしていないため)なのですが、この場合はどのように扱えばよいでしょうか?
質問が多くて申し訳ありません。
本業とはまったく異なる分野で、不勉強な状態です。
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答

①複数商品を注文した場合でも、会計帳簿上は、必ずしも商品ごとに記帳する必要はないものと考えます。
ただ、、商品の原価計算上は、各商品ごとに仕入に関する諸費用を按分したうえで計算を行う必要がございます。
②仕入れにかかる諸費用に含めるのが適切であると思われます。
③仕訳は「値引き」と同じ処理になるかと思います。
100の商品を購入したが10の戻りがあったと仮定すすると、
Ⅰ代行業者への支払い時
(借方)前払金 100 (貸方)普通預金 100
代行業者に支払った金額を計上します。
Ⅱ購入時
(借方)仕入高 100 (貸方)前払金 90
仕入戻し 10
ここの処理は「仕入値引き」とかわりません。
ここで代行業者への前払金残高が10残っていることになります。
Ⅲ次回の仕入れ時
(借方)仕入高 10 (貸方)前払金 10
ここで残った前払金残高を次回の仕入れにあてます。
分かりやすく教えていただきありがとうございます。
流れや仕訳がわかって大変助かりました。
また質問させていただくことがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。
本投稿は、2020年01月02日 17時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。