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仕入や経費の分け方

今まであった事業所(以下、Aとする)を、部署ごとに2つに分割し、
新しくひとつ、個人事業主の事業所(以下、Bとする)を開業しました。
Aの事務所と工場を、Bが間借りしている状態です。

私は、A(事務所や工場の所有者)の経理です。

① はっきり区別できないような、消耗品、
例えば、トイレットペーパーや、電気代など、
どのように分けて経理をすればいいでしょうか?

② 同じような業種のため、仕入先も同じです。
仕入先と新しく契約し直すのが難しいため、
仕入は、Aの名前で行っています。
そのため、仕入の請求書がAの名前で一括で届き、
一括で振り込むか、Aの口座からの引き落しになります。
Bへ請求する(振り替える)方法として、
どのような処理の方法があるでしょうか?
また、その時の注意点(添付する書類・伝票など)がありましたら、
教えてください。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

①について
トイレットペーパーや消耗品、電気代は、AとBの人数や執務スペースの広さで按分してはどうでしょうか。AとBが合意の上で、合理的な負担割合を求め、Aがすべての費用を負担している場合は、AがBの負担分を請求することによって、Bはその請求額を必要経費に計上することができます。Bが負担した費用については、Aにとっては費用のマイナスか雑収入として、計上する必要があります。

②について
仕入はすべてAとして行っている場合、Bの仕入分は、BがAに委託している形をとり、AがBにBの仕入分を請求することによって、AとBの間の債権債務を精算してはいかがでしょうか。請求書や支払いの履歴(口座振り込みなど)を確実に保存しておくことと、AとB双方の利益調整など恣意的な取引にならないようにする必要があります。AとBが独立した事業者であれば、帳簿や請求書、領収書などをそれぞれの様式で作り、確実に保存しておくことが大切だと思います。

注意点としては、経費や仕入精算の契約書を作り、客観的にAとBの取引が利益操作ではないことを示す必要があると思います。将来的に可能であれば、AとBとの事務所を分離させ、取引先との決済もAとBのそれぞれの口座を利用する方が良いと思われます。

本投稿は、2020年03月30日 17時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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