事業用口座に関しての質問
年度途中から、会社員を退職し個人事業主になったものです。
会計ソフトにて事業用口座を一つ登録していますが、新規で開設した口座ではなく、会社員時代から給与の出し入れに使用しているものを、事業用として使うことにしました。細かい出し入れがあるのですが、計上開始時期に悩んでいます。
個人事業主の登録日が1/5、会社退職が1/21だとすると、いつからの出し入れを計上しなければいけないのでしょうか?
初歩的な質問で恐縮ですが、宜しくお願いします。
税理士の回答

中西博明
事業としての入出金が始まった時点で登録されてはいかがでしょうか。
なお、事業用口座としたら、プライベートの入出金は極力しないようにした方が、入力件数が少なくて済みますので、是非、プライベート用口座は別にされることをお勧めします。

柴田博壽
一応、当該普通預金口座は、公表口座ということになりますから、例え私的な部分でもすべての取引を記帳することになります。
とは言いましてもスタートの過渡期を除くと仕訳量もそれ程ではないかと思います。
本題に戻りますが、私的な部分を記帳する場合「事業主貸」、「事業主借」を使います。
開業した後に、普通預金に最後の給料や退職金が入金された場合は、以下のような仕訳となります。
(借 方) (貸 方) (摘 要)
普通預金〇〇〇/事業主借 〇〇〇 A社退職金(又は給料)
なお、事業用口座に残す場合はそのままにしておいて構いませんが、家計に入れる又は金融商品の購入に回すような場合は、
(借 方) (貸 方)
事業主借△△△ 普通預金△△△
等となります。また、事業用から、家計へ入れる又は私的な費用の支出を行った場合、
(借 方) (貸 方)
事業主貸〇△〇 普通預金(又は現金)〇△〇
のように記帳をします。これらはお金の動きを明瞭に記帳する必要がありますが、事業の損益には反映させません。
ご参考になれば幸いです。
細かい仕訳内容で、初心者としては大変参考になりました。
どうもありがとうございました。

柴田博壽
お役に立てて光栄です。
記帳、順調にいくことをお祈りしています。
本投稿は、2020年05月23日 13時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。