輸入仕入の仕訳時の為替レートについて
法人の課税事業者です。
輸入仕入をしていまして、基本的には直物で支払いをしています。
この仕訳を行う際の為替レートはいつの時期のレートを使用するのでしょうか?
支払い時の為替レートでしょうか?
それとも通関をきった時の為替レートでしょうか?
ネットで調べますと、月中の平均レートを使用してもよいともあるようですが、どれを使用するのが正しいのかが分かりませんでした。
宜しくお願いします。
税理士の回答

原則としては、通関時の為替レートで仕入・買掛金を計上し、
決済時に決済時レートと通関時レートの差額を為替差益または差損に計上します。
ただそのような処理は実務上煩雑ですから、
一定期間期中平均レートや社内レートを設定し、
仕入計上時はそのレートを採用し、
決済時はそのレートとの差額を為替差益または差損に計上する
という方法で処理している会社もあります。
よろしくお願いいたします。
多田先生、ご回答有難うございます。
それでは支払い時のレートでの仕入れ計上は間違いでしょうか?
因みにですが、支払いが先で商品はその後通関がきられる流れです。
また、簡便的な処理方法として、期中に支払い時のレートでの仕入れ計上で統一処理し、期末にトータルで加減した為替差損益で処理をしても構わないと言う風にも聞いたのですが、この方法では間違いでしょうか?
宜しくお願いします。

先ほどの説明は後払いの場合の処理でした。
支払いが先の場合でしたら、
原則は支払い時のレートで前渡金を計上し、通関時のレートで仕入の計上と為替差損益を認識しますが、
簡便な方法として、おっしゃるような支払い時のレートで仕入計上し、
期末に平均レート等との差額を一括して為替差損益で処理していただいても結構です。
よろしくお願いいたします
ご教示有難うございます。
色々な処理方法があるのですね。
簡便的な方法で統一・継続処理をしていきたいと思います。
有難うございました。
本投稿は、2020年07月09日 20時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。