開業日時の開始残高について
お世話になります。
近日中に開業届を提出し、個人でインターネット物販の事業を行っていこうと考えています。
はじめての事業かつ、簿記の知識ゼロです。
開業日時の開始残高について、例えば以下の場合どのようにすべきかご教示ください。
・ケース
9月1日を開業日として、必要書類を提出した。前月の8月は、開業準備や販売予定の商品仕入れを行った。
8月に使った事業に関わる支出は『商品の仕入代・梱包材の購入費用・準備期間中の水道光熱費・印鑑などの備品』
9月1日に元入金98万円、小口現金2万円、PCなど高額な備品の購入はナシ、借入ゼロとして事業を始めたい。
商品の仕入は主にクレジットカードで行っているが一部小口現金から支出しているものもある。
例えば、A~Eの5種類の商品を8月中に仕入れたとする。1種類商品を仕入れるのに各1万円ずつかかるものとする。
A~Dはクレジットカードで払い、引き落としは9月末予定。
Eは小口現金から支出した。
その他、梱包材の購入費用を10万円、準備期間中の水道光熱費を2万円、印鑑などの備品を3万円とし、支払いは全てカードで行ったものとする。
・疑問点
1.上記の場合、資産の部における『商品』の項目は5万で合っていますか?それとも、4万ですか?
2.上記の場合、負債の部における売掛け金は4万で合っていますか?現金で仕入れたE分1万円はどのように表現するのでしょうか?
3.開業費について、単純な合計値で15万としてよろしいのでしょうか?家事按分について考慮する必要はあるのでしょうか?
ある場合、開始残高においてどのように表現するのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

1.商品は、5万円になります。
2.負債の部の買掛金は4万円になります。以下の様に仕訳になると思います。
(商品)50,000円 (買掛金)40,000円
(元入金)10,000円
3.光熱費については、事業分のみの金額を計算して、他のものと合計して未払金に計上します。
ありがとうございます。
関連する質問として、以下の場合についてご教示ください。
・ケース
9月1日を開業日として、必要書類を提出した。7月、8月は、開業準備や販売予定の商品仕入れを行った。
それらはクレジットカードから支出した。
クレジットカードの7月利用分が9月5日に引き落とされる予定。
8月30日に開業日前だが、新しく作った事業用の口座に事業用の資金として100万円を入金し、すぐに2万円出金して小口現金とした。
その2万円を使って、7月のクレジットカード利用料(カードを使ったのは水道光熱費のみ)を同日にATMから先に支払った。
水道光熱費は、実際にかかった金額の50%を経費とする。
・疑問点
1.上記の場合、7月にかかった電気代やガス代の仕分けは以下で合っていますよね?
9月1日
水道光熱費○○円 / 未払金○○円 摘要:電気代(7月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%
2.上記の場合、7月に発生した水道光熱費の精算の仕方はこれで合っていますか?★1,2共通の話ですが、特に、帳簿に記載する日にちの考え方が不明です。★
8月30日
未払金○○円 / 現金○○円 摘要:電気代(7月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%
3.開業費時、会計ソフトで開始残高を設定する必要があります。先ほどのご回答を踏まえると、開始残高を設定するうえで開業費に計上するのは、7,8月分の水道光熱費の50%と、その他梱包材や備品購入費用の合計を記載するということでよろしいでしょうか?

1.8/30(開業日前)に7月分電気料を現金で払われたのであれば、以下の様な仕訳になると思います。事業分50%の金額。
9/1 (開業費)xxxx (元入金)xxxx
2.1.と同様になります。
3.その通りになります。
ありがとうございます。
クレジットカード決済にしているけれど、最終的に7月分の水道光熱費は開業日前に現金で支払ったのだから、
9月1日
(開業費)xxxx (元入金)xxxx
になるという認識で合っていますか?小口現金から支払いしていますが、貸方は元入金になるのですか?現金ではないのですか?
また上記の場合、開業日以降は、以下の仕分けで合っていますか?
8月〇日(カード請求日)
水道光熱費○○円 / 未払金○○円 摘要:電気代(8月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%
10月5日(カード引落し日)
未払金○○円 / 現金○○円 摘要:電気代(8月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%

1.開業日前に支払われたものは、現金勘定ではなく元入金になります。現金勘定が出るのは、9/1の開業日以降になります。
2.個人分については、特に仕訳はいらないと思います。事業分50%分だけを以下の様に仕訳すればよいと思います。
9/1 (水道光熱費)xxxx (未払金)xxxx
10/5 (未払金)xxxx (現金)xxxx
ありがとうございます。
では、上記の場合、開業日前に現金で支払ったものについては元入金で仕分けします。
上の例に戻ると、引き出した現金2万円で、7月分の光熱費(仮に8,000円かかったとする)などを先払いした事実は変わりませんが、仕分けは元入金で行うとのことなので、会計ソフト上の開始残高設定時には、小口現金は2万円ではなく12,000円とし、元入金は988,000円にするということでしょうか?

相談者様のご理解の通りになります。
本投稿は、2020年08月21日 18時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。