アフィリエイトなどの収入に関する経理(期中現金主義・期末発生主義の場合)
「期中現金主義・期末発生主義」で記帳している場合のアフィリエイトなどの収入の処理について質問します。
https://www.zeiri4.com/c_1032/c_1033/q_53760/
税理士ドットコム内を検索したところ、上記URLを発見しました。期中については、銀行口座に振り込まれた日を「売上発生日」とし、年度をまたぐものに関してだけは、期末発生主義として処理する(売掛金として記帳)ということです。
ところで、アフィリエイトプログラムにもよりますが、「3000円を超えなければ出金できない」など最低出金額が決められているケースがあります。その場合、例えば、5月に1000円、6月に1000円を獲得しても2000円しかないため出金できず、8月に1500円を獲得し、合計3500円になった時点で出金が初めて可能になります。そして、8月末に出金指示を行うと9月末に振り込まれるという場合、「9月末に3500円の売り上げが発生」という記帳で良いのでしょうか。
また、11月や12月にもぞれぞれ1000円ずつの売上しか発生せず、最低出金額に満たない場合ですが、その場合、年度をまたぐことになるので、銀行口座に振り込まれていなくても「売掛金」として12月31日の日付で決算仕訳を行うことでよろしかったでしょうか。
ちなみに、来年以降、「期中発生主義」にすることを検討しているのですが、アフィリエイトによる報酬は1日に50円とか100円みたいに記録されており、「10/1 売上 100円」「10/2 売上 150円」という風に記帳しなければならないのか、「10/31 売上 2000円」みたいに1ヶ月まとめて記載して良いのでしょうか。仮に1日ごとに全て記載するとなると、複数のアフィリエイトプログラムの報酬を全て1日ごとに記帳していくのは大変手間がかかり、またミスの原因にもなりかねないので、避けたいと感じております。
アドバイスをくださいますと幸いです。
税理士の回答
本来は、発生主義で計上するのが原則ですし、発生主義で計上した方が、会計データとしての比較可能性も高まりますので、発生主義で処理できるのであれば、発生主義でされたほうがよろしいと思います。
なお、業種からして、貴殿の場合、日別に処理する必要はないと思うので、業者ごとに、業者の月別のレポートを証拠資料として印刷して残しつつ、業者ごとに、月次で計上していけばいいと思います。

・現金主義の場合
1.9月末入金時
売上3500円計上で差し支えありません。
預金/売上 3500円
2.決算仕訳
未入金額 2000円を売上計上で問題ありません。
売掛金/売上 2000円
・発生主義の場合
1ヶ月に1度まとめて計上で大丈夫です。
売掛金/売上 2000円
なお、1ヶ月の合計2000円の内訳がわかる資料(アフェリエイトサイトの集計表など)は、別途印刷して保管しておく必要があります。
本投稿は、2020年10月02日 07時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。