ライターとして事業を行っている場合、旅行の記事を書けば旅行代を経費に計上できますか。
現在WEBメインで個人事業主としてライターをしております。
普段は医療系を中心に記事を作成しているのですが、この度イタリア旅行に行くことになり、せっかくなので旅行系の記事をあらかじめ受注して、旅行費を一部経費にしたいと姑息なことを考えております。同行する家族の分は難しいとして、主に自身の航空券やホテル代などを経費にしたいのですが、領収書の切り方や、どこまで経費に算定可能か(按分割合)、他にあった方がいい書類(企画書や受注のやり取りなど)について御教示頂きたく、よろしくお願い致します。
何卒よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答
こんにちは。
あまりやりすぎると、税務署から問題提起されてしまうと思いますので、抑制的に行うことが良いと思います。
まず、ご家族の往復交通費、宿泊費、食事代など、個人旅行としか認められないので、これは経費にはできません。
貴方様の旅費や宿泊費ですが、併せて個人の家族旅行をしている前提ですから、あなた様の分について、100%仕事の経費という考え方も成り立ちません。往復旅費と宿泊費については、仕事と個人と兼用ということで言えば、50%を経費にすることがせいぜいでしょうね。
現地で、純粋に仕事の取材だけのために要した費用は、必要経費で良いと思います。個人と仕事と共通的なものは、やはり50%で按分するか、家族の頭割りをして、あなたの部分のみ50%を必要経費にするか、というところだと思います。
証拠資料としては、領収書は必ずしも分けられないでしょうから、一覧表で支出日、費目、支払先、外貨額、円換算、按分して必要経費にする額、内容の記述、の一覧表を作り、領収書を分類して、台紙に貼ったものとでセットにします。
完全に個人的なものは除き、仕事と共通といえるものだけを整えればいいと思います。
取り急ぎ回答とさせていただきます。
この度は丁寧にご教示賜りまして、誠にありがとうございます。
按分率など具体的に提示いただいて大変勉強になりました。
自身の分の一部のみ計上したいと思います。ありがとうございました。
本投稿は、2017年02月12日 18時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。