値引処理の処理方法の違い
いつも参考にさせていただいております。
私は今期入社した新人経理マンになります。
今回、会社での処理で疑問が生まれたのですが、上司から前からその方法だからと言われて疑問が解消できなかったのでご質問させてください。
疑問に思ったことは仕入や売上などの値引き処理についてです。
例では仕入や一般管理費などでお話しさせていただきます。
1.仕入れた際に値引きが記入されてた際
仕入 100 値引 2
仕入98 /買掛金98 金額は値引後で計上
2.金額支払時に値引きを受けた際
仕入 100 値引 2
買掛金 98 / 現預金 98 金額は値引後
買掛金 2 / 仕入値引 2 金額は値引金額
3 消耗品購入の際に値引が記載されてたら
消耗品 100 値引 2
消耗品98 /未払費用98 金額は値引後で計上
2.金額支払時に値引きを受けた際
消耗品 100 値引 2
未払費用 98 / 現預金 98 金額は値引後
未払費用 2 / 雑収入 2 金額は値引金額
上記のような処理をしています。
1と2の値引きの処理の違いはなんなのでしょうか?売上でも同じように処理しています。
消費税についてはどうなりますか?
雑収入は上司からは課税仕入の返還と言われたのですが課税売上ではないのでしょうか?
どうかよろしくお願いします
税理士の回答
1と2の値引きの処理の違いはなんなのでしょうか?売上でも同じように処理しています。
→仕入時点で値引きされているのは値引き後の金額が確定債務額なので、値引き後の金額で計上します。
仕入れた後に、何らかの理由で決済金額が値引かれる場合は、値引額を仕入値引で計上します。
消費税についてはどうなりますか?
→1は98が課税仕入の対価の額になります。2は100が課税仕入の対価の額、2が仕入に係る対価の返還等の額になります。
雑収入は上司からは課税仕入の返還と言われたのですが課税売上ではないのでしょうか?
→消耗品の対価の決済時の値引きなので、仕入に係る対価の返還等であり課税売上ではありません。これを課税売上にすると課税売上割合を間違えます。
本投稿は、2021年07月31日 22時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。