個人名義の自宅兼事務所の購入手数料 法人の経費に按分できますか?
個人事業主(白色申告) 兼 合同会社(一人会社)代表社員です。
個人の名義で、事務所兼自宅として中古マンションを購入しました。
法人の登記も住所変更しました。
住宅ローンは利用していません。
法人の経費に計上できるか質問です。
① 仲介手数料、印紙代、登記費用、清算金等の費用は、
面積按分もしくは時間按分して、計上できますか?
② 減価償却はできますか?
税理士の回答

個人名義での取得ですので、法人での経費計上はできません。
また、法人資産としての減価償却もできません。
個人名義で取得し、資金も個人で出しているようなので、法人として経費負担や減価償却費の計上はできません。
しかし、一部を法人の事務所として使用していますので、事務所の賃貸借契約を結び家賃として法人が負担することはできます。
家賃の金額は、近隣の相場を参考にしたり合理的に計算されていれば問題ないと思います。
なお、その際には質問者の不動産収入として申告する必要があります。
ご回答いただきまして、ありがとうございます。
法人では、経費計上できないと理解しました。
今後、私にできることは、
個人事業主(白色申告)の確定申告で、按分して経費計上すること、
ということでよろしいでしょうか?

事務所の貸主として会社から事務所賃料を受け取った上で、事務所にかかる費用として合理的に計算した金額を経費計上してください。
税務署から問題視されるとすると、法人側では支払い家賃の額、個人では経費計上額になると思われます。
計算した根拠資料は保存し、事務所の契約更新時などに金額の見直しを行うようにしてください。
ご丁寧にお答えいただきまして、助かりました。
どうもありがとうございました。

お役に立てて、何より幸いです。
個人・法人とも、お仕事が順調に進むことを希望します。
本投稿は、2021年11月10日 10時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。