バランスシートの資産(建物の固定資産)について教えてください
法人化し不動産賃貸業を行っています。
申告に向けて決算書類作成を行いますが、
バランスシートの資産の固定資産に建物の金額欄があります。
ここに該当する建物は不動産賃貸として保有するアパートや一軒家になりますが、
これらはそれぞれ減価償却を行っていますので、申告時に一般管理費の減価償却で
相応額を処理しますが、
バランスシート上の固定資産額もこれら減価償却額を差し引いて計算を行うのでしょうか?
そうした場合、償却済となるまで毎年減価償却を行う度に固定資産額も減少し続ける事になることになります。正しい理解でしょうか?
税理士の回答

佐藤和樹
ご認識のとおり、毎年の減価償却に応じて固定資産(建物)の帳簿価額も減少していくのが正しい処理です。
償却が終わるまで継続的に償却処理を行い、貸借対照表の「建物」も連動して減少していきます。

固定資産の貸借対照表の表示方法として、直接法と間接法がございます。
直接法の場合は、相談者様の記載の通り、
固定資産の取得価額から減価償却費を控除して帳簿価額を表示します。
当期:建物 10,000,000
翌期:建物 9,500,000
翌々期:建物 9,000,000
一方で間接法の場合は、固定資産の取得価額から減価償却費を控除せず、減価償却費を減価償却累計額に加算して表示します。この場合、固定資産の貸借対照表上の価額は取得時と同じままとなります。
当期:建物 10,000,000
翌期:建物 10,000,000
減価償却累計額 ▲500,000
翌々期:建物 10,000,000
減価償却累計額 ▲1,000,000
初歩的な質問でしたがご回答いただき有難うございました。
引き続き経理・決算・申告と勉強していきつつ、こちらで確認も含めて
教えていただければ幸いです。
本投稿は、2025年07月27日 14時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。