確定申告、節税になる開業費減価償却のタイミングについて
お世話になります。
2020年度に個人事業を開業し、開業届提出済、青色申告申請済です。
残念ながら2020年度は収入を得ることが出来ず経費のみ出費の赤字状態です。
但しそれとは別に、副業でアルバイト給与があります。
今回、開業後の経費と給与(控除後)の相殺で所得が10万ちょっとの計算となりました。
開業前の経費(開業費)は一切減価償却していない状態です。
今後のために一番いい方法としては下記どれになりますでしょうか。
若しくはその他に良い節税方法はありますでしょうか。
①このまま確定申告し、個人事業で収益を挙げられた時に、開業費を減価償却する
②開業費を所得分のみ減価償却し、所得をピッタリ0円に調整する
③開業費を所得より多目に減価償却し、少し赤字を作り来年に繰り越す
お手数おかけ致しますが、ご教示いただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答
結論からいいますと①をお勧めします。
②の場合所得はゼロになるかと思いますが、本来そこから所得控除があります。そこも加味したうえで償却していかないと余計に経費計上することになり開業費の償却がもったいないこととなる恐れがあります。
③の場合個人での赤字の繰越が出来るのは3年ですので無理に赤字にして償却する必要はないかと思います。
①の場合において、一番効果のある償却は所得税は累進課税(所得に応じて税率が変わってくる)ですので税率が上がったときに償却すると効果があります。
所得控除というのは、経費などを相殺後の最終的な所得から控除されるということなのですね。
アドバイス頂きまして大変助かりました。
今年はこのまま確定申告をし、来年以降、所得に対する税率も確認しつつ開業費は償却していくように致します。
ご回答ありがとうございました。
本投稿は、2021年02月04日 04時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。