貸付金の返済、代物返済と残りの金額について
お世話になっております。
中小企業で経理をしています。
A社に貸した100万円があるのですが、A社と話し商品での代物返済をしてもらうことになりました。A社の帳簿上では商品代金が995,000円分あるので、そのまま弊社でも
商品 995,000 短期貸付金 1,000,000
で仕分けしようと思うのですが、差額5,000円はA社に資産がないので免除することになりました。
この場合、5000円は以下のうちどれで計上すべきでしょうか?
・仕入高
・貸倒引当金(500,000円あり)
・貸倒損失
初歩的な質問ですみませんがよろしくお願いいたします。
税理士の回答

河野大佑
仕入高 1,000,000 短期貸付金 1,000,000
で仕訳を切っていただければと思います。
その商品を100万円で購入した時と同じイメージの取引になるため、このような仕訳を着る必要があります。
(金額が大幅に乖離している場合は検討が必要ですが、今回のケースですと、特に検討する必要はないかと思っています。)
河野様
ありがとうございます。
いくつかご確認させていただきたいです。
①
A社側では
短期貸付金 1000000 商品 995000
債務免除益 5000
で計上しているようなのですが、この場合でも弊社側は仕入高1,000,000円で計上してよろしいでしょうか?
②
商品は弊社でも取り扱いのあるもので、A社から買い取る商品の単価は弊社より少し高くなります。弊社社長とA社社長が懇意なこともあり今回の取引になったのですが、仕入高を1,000,000円計上すると架空取引の疑いがかかることはありませんでしょうか。
③
貸倒引当金 では×な理由を簡単に教えていただくこと可能でしょうか。
重ね重ね申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

河野大佑
>で計上しているようなのですが、この場合でも弊社側は仕入高1,000,000円で計上してよろしいでしょうか?
相手側でどのように会計処理しているかは、あまり関係なく、こちらで計上すべき仕訳で対応するべきのため、問題ありません。
>仕入高を1,000,000円計上すると架空取引の疑いがかかることはありませんでしょうか。
実際に取引を行なっているので、架空取引と疑われることはないと思います。
>では×な理由を簡単に教えていただくこと可能でしょうか。
商品を100万円で購入した時と同じイメージの取引になるため、今回の仕訳をご提示させていただきました。
河野様
ご丁寧な回答をいただきありがとうございました。
大変よくわかりました。
本投稿は、2022年12月19日 13時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。