【ご相談】顧客へのポイントに関しての会計処理
顧客向けのポイントサービスを自社独自で実施します。その際の会計処理に関してのご相談です。
今回、顧客向けのポイント活動について、一般的なポイントではなく、ポイント→ランク→サービス、となるポイント制度を採用しています。
年間貯めたポイントに応じてランクを付与し、ランク別でギフトやサービスが享受できる形です。
一般的なポイント(楽天ポイント、ANAマイル、Tポイントは消費・利用ができるので、広義の電子マネーや仮想通貨にあたるかと思います。
今回のサービスにおけるポイントは、消費・利用はできず、ランク認定の根拠になるのみです。ANAのプレミアムポイント→ステイタスの関係と類似しています。また、「ポイントカード」の電子化のニュアンスに近いかと思います。
この場合の、会計上の処理はどのような形が適切でしょうか?
一般的なポイントは倒産リスクをふまえて、引き当て金などの処理が必要と思いますが、
類似の処理が必要になるか、という点です。
何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

中野一夫
ご相談のポイント制度につきましては,会計処理の必要性はないものと思われます。
ポイントの消費・利用に伴って,値引きや景品などのサービス提供がある場合には,ポイント残高に対する引き当てが必要となりますが,当該ポイント制につきましては,ポイントの消費・利用を予定されておりませんので,ポイント付与によって収益減少や費用発生といった将来の負担が生じないためです。
本投稿は、2021年05月31日 20時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。