会社分割時の会計仕訳と税務仕訳について
適格単独新設分割において、下記のような分割を行った場合の会計仕訳と税務仕訳について教えてください。
分割計画で承継会社へは資産7,000・負債500を、純資産の内訳は分割会社が減少させる純資産の内訳として決めた、資本金1,000・利益剰余金5,500を承継します。
【分割前】発行株式数60株
資産10,000/負債1,000
/資本金3,000
/利益剰余金6,000
【分割時】
会計仕訳は下記の通りかと思います。
負債 500/資産7,000
資本金 1,000/
利益剰余金5,500/
税務仕訳を考えた場合、税務上減少する資本金等の額は3,000×6,500/9,000(0.723)=2,169となり、会計上より資本等の金額が多くなるかと思います。
負債 500/資産7,000
資本金 2,169/
利益剰余金4,331/
差額の1,169はどのように考えたら良いのでしょうか?
何か調整が必要なのでしょうか?
会計上と税務上は会計上と同一金額で良く、帳簿簿価の修正のみの使用となるのでしょうか?
宜しくお願いいたします。
税理士の回答

安島秀樹
帳簿はそのままで、別表5の1で
利益積立金を1169減らして
資本金等を1169増やしておけばいいとおもいます。
安島先生、ご回答有難うございます。
別表5の1の「Ⅰ利益積立金額の計算に関する明細書」で資本金等として1,169増やし、「Ⅱ資本金額等の計算に関する明細書」で利益積立金として1,169減らすということでしょうか?

安島秀樹
はい その表は税務上の利益積立金と資本金等の表なのでそれで正しくなっているとおもいます。
会計上の仕訳は会計上正しければどういう仕訳でもいいのですが、ふつうは、資本金は好きに決められて、のこりは資本剰余金にするようにおもいます。
安島先生、お忙しいところ再度のご回答有難うございます。
理解できました。
本投稿は、2025年07月24日 05時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。