法人 白色申告 赤字決済
白色申告で赤字決済の場合、前年、前々年の長期借入金を債務免除益を計上して、売り上げを発生することで赤字を0円に近づけることは会計上、行って良いことですか?
青色申告ではないので、繰越欠損金は無いです。赤字決済の赤字分は、今後、債務免除益で売り上げを発生させて対応することが良いのですか?
税理士の回答
まず、借入金の債務免除益を「売上」として処理することは、株主や債権者に対して会社の経営状況を誤って報告することになりますので、決して良いこととは言えません。特別損益の部に「債務免除益」として計上すべきと考えます。
会社の財務内容を良くする方法としては、債権者(貸主)の理解の基で借入金を債務免除益で減少させることは望ましいことですが、債権者にとっては債権を放棄することになりますので、会社へ貸したお金は永久に回収できないことになります。今後、赤字が解消されて少しずつでも返済ができるようになったとしても、債権放棄してしまうとその回収はできなくなりますので、それらも考慮に入れて判断すべきと思います。
なお、税務上は会社が収入(益金)として処理していれば問題はないと考えます。
宜しくお願いします。
回答して頂き、ありがとうございます。今後の決済処理の参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。
本投稿は、2017年05月17日 01時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。