赤字決算 繰越控除について
1億円以下法人決算で10期赤字1000万として11期黒字500万
12期赤字100万としたとき 12期の繰り越し額は600万で
あってますでしょうか?
その後13期で黒字500万で繰越欠損金100万としたとき
この繰越欠損金はいつまで有効 (20期、22期まで?)
でしょうか?
素人質問で申し訳ありませんがご回答のほどよろしくお願いいたします
税理士の回答

長谷川文男
すべての期が1年であるとして、発生した翌期から10期、赤字が控除できます。
毎期 100万ずつの赤字だとすると
1期の赤字 2~11期が控除の対象
2期の赤字 3~12期が控除の対象
3期の赤字 4~13期が控除の対象
4期の赤字 5~14期が控除の対象
5期の赤字 6~15期が控除の対象
6期の赤字 7~16期が控除の対象
7期の赤字 8~17期が控除の対象
8期の赤字 9~18期が控除の対象
9期の赤字 10~19期が控除の対象
10期の赤字 11~20期が控除の対象
11期の黒字500万だと、1期から5期の赤字を控除します。
12期の赤字100万は、13~22期が控除の対象です。
13期へに繰り越されるのは6期~10期の赤字と12期の赤字です。
繰り越しは6期の赤字は16期まで、7期は17期などと当初の期限は変わりません。
13期の黒字500万は、6~10期の赤字を控除し、12期の赤字が残ります。
繰り返しますが、12期の赤字100万は、13~22期が控除の対象です。
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極端な例で考えると、
1期 赤字900万
2期 赤字20万
3~10期 赤字各10万
これだと、11期の黒字500万は1期の赤字900万から控除しますが、残額400万は繰り越せません。
なぜなら、1期の赤字は、12期以降に控除できないからです。
12期の赤字100万は、13~22期が控除の対象です。
13期の黒字500万は、3~10期の計80万と12期の赤字100万しか引けません。(2期の赤字は、12期までしか控除できません。)
結果、黒字320万円となります。
理解できました。
ありがとうございます
本投稿は、2022年09月28日 07時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。