費用の繰延べ仕訳について
費用の繰延べ仕訳について
費用の繰延べ仕訳は下記で正しいでしょうか。
【条件】
・決算期間:4月1日~翌3月31日
・保守料として2022年10月に全額(48,000円)支払った
・契約期間:4年(48か月)、単価:税込1,000円/月
●2022/10/15(支払仕訳)
【借方】保守料 48,000 /【貸方】現金 48,000
●2023/3/31(期末費用の繰延べ)
【借方】前払費用 12,000 /【貸方】保守料 42,000
【借方】長期前払費用 30,000
●2023/4/1(期首再振替)
【借方】保守料 42,000 /【貸方】前払費用 12,000
【貸方】長期前払費用 30,000
●2024/3/31(期末費用の繰延べ)
【借方】前払費用 12,000 /【貸方】保守料 30,000
【借方】長期前払費用 18,000
●2024/4/1(期首再振替)
【借方】保守料 30,000 /【貸方】前払費用 12,000
【貸方】長期前払費用 18,000
●2025/3/31(期末費用の繰延べ)
【借方】前払費用 12,000 /【貸方】保守料 18,000
【借方】長期前払費用 6,000
●2025/4/1(期首再振替)
【借方】保守料 18,000 /【貸方】前払費用 12,000
【貸方】長期前払費用 6,000
●2025/9/30(期中)
【借方】前払費用 6,000 /【貸方】保守料 6,000
※不安なのは最後の2025/9/30(期中)仕訳です。
※1年分をまとめて計上していますが、月ごとに計上しなくても良いのでしょうか。
※また「前払費用」と「短期前払費用」の違いがよくわかりません。
(「長期前払費用」は1年超分の費用で、貸借対照表上では前払費用は「流動資産」の部に、長期前払費用は「投資その他の資産」の部だというのはわかります。)
お知恵を拝借したく、どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

①最後の仕訳は、
2026年3月31日(期末)
(借方)前払費用 6,000 (貸方)保守料 6,000
となり、
2026年4月1日(期首再振替)で
(借方)保守料 6,000 (貸方)前払費用 6,000
だと思われます。
②月ごとに計上しなくても問題ありません。
③「短期前払費用」は税務上の概念であり、会計学上、そのような概念は存在しません。会計では「前払費用」と「長期前払費用」という概念しか存在しない、ということです。
国税庁HP
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5380.htm
ご回答ありがとうございました。
とても勉強になりました。
本投稿は、2022年11月02日 00時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。