固定資産取得価格
擁壁を壊して新しくまた擁壁を作る場合、旧擁壁解体費は、新擁壁取得価格になりますか?
税理士の回答
当初の経理処理を含めて具体的な内容が不明ですので参考意見を述べさせて頂きます。
擁壁工事の費用は、原則として土地の取得価額に算入しますが、その規模や構造等からみて土地と区分して構築物とすることが適当と認められるものについては、構築物の取得価額とすることもできます(法基通7-3-4)。
お尋ねの擁壁工事が災害による損傷等による原状回復のための補強修理であれば修繕費に該当すると思われますが、全体を撤去して新たに擁壁工事をしたのであれば、耐用年数の延長になりますので、費用の全額を土地または構築物として計上することになります。
当初の擁壁工事の費用が土地の価額に含まれている場合には、その価額を土地の帳簿価額から減算することになるものと思われます。当初の擁壁工事の費用が構築物に計上されていれば、構築物の帳簿価額について除却損の処理をしたうえで、新しい擁壁工事の費用を土地の価額に算入するか、もしくは土地と区分して構築物とすることが適当と認められるものについては構築物として、計上することになるものと考えます。
建て替え時の撤去解体費は、新たに取得する構築物の取得価格になるのですね?
しかし、建て替え時は、損金算入できるとなんらかの本で読んだ記憶がありますが。
ありがとうございました。
本投稿は、2023年07月21日 10時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。