未成工事支出金の計上について
初心者でもありますが、資格をとってもいまいち未成工事支出金の計上の仕方がわかってないなと感じています。
当社は出来高制をとっていますが、決算の時点で未成工事支出金を計上するには
その出来高制をとって売上に上げた分にかかった材料代とか労務費を合計して未成工事支出金として計上すべきでしょうか?
4月決算ですが、4月分のみの材料代とか労務費の計上でいいのでしょうか?
教えてください。よろしくお願いします。
税理士の回答

未成工事支出金は、いまだ売上に計上していない工事等にかかった材料費、労務費、経費を計上しておく科目であり、棚卸資産に該当します。
たとえば、材料等の購入時には、
(借方)未成工事支出金 ××× (貸方)工事未払金 ×××
などと処理しておき、売上に計上した部分にかかった、材料費についてのみ、
(借方)完成工事原価 ××× (借方)未成工事支出金 ×××
と原価に振り替えることになります。
したがって、ご質問のような処理は、いずれも正しくない、ということになります。
本投稿は、2024年05月01日 15時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。