元入金の貸借差額
現在確定申告に向けてBSを作成しているのですが、
期首残高と期末残高で元入金に差額が出てしまいます。
差額は開業費で、開業日に開業費/元入金で仕訳しているため、
会計ソフト(弥生)の残高試算表でズレています。
期間に元入金があることは問題ないのでしょうか
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

増井誠剛
ご質問ありがとうございます。
元入金の期首残高と期末残高に差額が出る原因が開業費であれば、基本的には問題ありません。開業日に「開業費 / 元入金」で仕訳を行ったことで、期中に元入金の変動が生じている状態ですね。
元入金は、個人事業主の自己資金や利益の累積を表す勘定科目であり、通常は期首と期末で一致するのが一般的です。しかし、開業費の計上時に元入金を減らす処理をした場合、その期中に変動することになります。この処理自体は誤りではなく、開業費を資産計上し、その後償却していく流れになっていれば、税務上の問題も生じません。
ただし、会計ソフト(弥生)の残高試算表で元入金のズレが気になる場合は、開業費の処理を「開業費 / 事業主借」とする方法もあります。この場合、元入金の変動を抑えつつ、個人事業主の資金負担を明確にできます。
結論として、元入金に変動があっても開業費の仕訳によるものなら問題はなく、処理方法の違いによる影響であることを理解しておけば大丈夫です。
丁寧にご回答いただきありがとうございます。
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本投稿は、2025年01月27日 12時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。