経費にするメリット
経理において、経費にするメリットについて質問したいです。
よく交際費等を経費にできるかどうかという話になりますが、なぜ会社は支出を経費にしたいのでしょうか?
また、科目は社外飲食は福利厚生費などがありますが、それぞれメリットはあるのでしょうか?
教えていただきたいです。
税理士の回答

経費計上の具体的なメリットは以下の通りとなります。
1. 法人税・所得税の節税
• 利益(課税所得)が減ることで、法人税・所得税の負担が軽くなる。
• 例:交際費として10万円を経費にすると、その分法人税の課税所得が10万円減る。
• 実際の節税額(法人税率30%の場合)→ 税額が3万円減少
2. 資金繰りの最適化
• 税金を減らすことで、手元資金を温存できる。
• 事業運営上、必要な支出を税引後の利益ではなく、税引前の利益から使える。
3. 企業活動の正当なコストとして処理できる
• 事業運営に関連する支出を「経費」として認めてもらえることで、企業の健全な会計処理が可能になる。
また、交際費と福利厚生費の具体的な処理の違い
• 社外の取引先との飲食 → 交際費(上限あり)
• 社内の飲み会・懇親会 → 福利厚生費(全額経費OK)
• 取引先を含めたイベント(社内外混合)→ ケースバイケース
• 社内向けが主目的 → 福利厚生費
• 取引先接待が主目的 → 交際費
注意点
• 交際費は損金算入限度額があるため、可能なら福利厚生費として処理できる方が有利
• 福利厚生費は「全従業員対象」が条件。特定の人だけだと給与課税されるリスクあり。
本投稿は、2025年02月27日 13時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。