子会社間による備品の売買について
いつも大変お世話になっております。
1点お伺いをさせていただきたいのですが、今度子会社間にて備品の売買をおこなう予定となっております。(仕入価格と同額で売買)
下記のような仕訳を考えておりますが、正しいでしょうか
<子会社①(売却側)>
関係会社勘定/売上勘定
売上原価/備品費←備品で計上している為
<子会社②(購入側)>
仕入(備品費)/関係会社勘定
上記で考えておりますがいかがでしょうか。お教えいただければ幸いです。
また、本支店会計では子会社①を関係会社勘定/備品費としていたと認識しておりますが、売上を計上することは何か問題となりますでしょうか。
申し訳ございませんがお教えいただければと思います。
税理士の回答

樋口優樹
売買取引なので、関係会社勘定のところは現金預金になるかなと思いました。

本支店会計は同一法人内の本店と支店を別法人と擬制して行う会計ですが、
本件は子会社間、つまり別法人同士の取引なので、
売買取引に関係会社勘定は出てこないかと存じます。
売却側
売掛金 / 売上
売上原価 / 備品費
購入側
仕入 / 買掛金
で良いかと思います。
関係会社の取引とそれ以外の取引を区別するのであれば、
各科目に補助科目を設定すれば良いです。

増井誠剛
子会社間で備品を仕入原価と同額で売買される場合、仕訳としては以下で概ね問題ありません。
<子会社①(売却側)>
関係会社勘定/売上高
売上原価/備品費(又は固定資産売却益が発生しないよう相殺)
<子会社②(購入側)>
備品費(又は固定資産)/関係会社勘定
本支店会計の観点では、内部取引であっても法人が別であれば、売上計上自体は原則として適切です。ただし、連結決算上は内部取引として消去の対象となる点はご留意ください。税務上も、形式的売上であっても適正な帳簿処理を行う限り問題となることは通常ありません。
本投稿は、2025年06月04日 23時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。