車の名義、会社名義と個人名義どちらにすべきか。
家族経営の株式会社代表取締役の者です。
現在会社名義のリース車を保有しており、近々リース期限が切れます。
会社の経費を削減したく、今後はリース契約せず個人名義で個人のお金で後継の車を買おうと思っています。
しかし自動車保険の等級が今までかなりの長期間契約していた会社名義を継続した方が個人で新規契約するより明らかに得です。
継続しようとすると車両の名義も会社になり、実質会社の車だけど税金などのかかるお金を全て社長個人がまかなう形になってしまいます。
このような形で契約を進めても問題ないでしょうか?
会社は一切お金を支払わないので資産としても計上せず、ただ名義が会社になっているだけという状態は税務署に何か言われたりしますか?
ちょっとでも面倒なことになりそうなら素直に個人で新規契約しようと思うのですが。
税理士の回答

三嶋政美
会社名義で自動車を保有しながら実際の費用負担をすべて個人が行う形態は、税務上好ましくありません。名義上は会社資産である以上、保険料や維持費を会社経費として処理していない場合でも、税務署から「資産計上漏れ」や「役員への無償譲渡」といった指摘を受けるリスクがあります。また、事故時の責任範囲や保険金の受取人の扱いにも不整合が生じる可能性が高いです。経費削減を優先するなら、個人での新規契約に切り替え、等級は中断証明などを活用して引き継げるかを保険会社に相談するのが実務的に安全です。
本投稿は、2025年09月29日 14時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。