本業と異なる仕入と販売
運送業を営む企業になります。運送業で使用するコンテナなどの器具備品について、年に数回ほど仕入元の取引先から仕入れてすぐに別の取引先に販売するという事があります。ボリュームディスカウントの点で弊社経由の方が安く調達出来るため販売先の取引先から頼まれる形です。利鞘はあります。自社で一切使用せず現物も直接販売先に送ってもらったり。自社では普段使用する事のないような種類の商品もあります(付き合いで安く仕入れられる)。金額は数千円~数十万円まで。
こういった本業が販売業でない場合の仕入科目は「営業外費用」の区分で「仕入」科目を設ければよいのでしょうか。「売上」科目も同様でしょうか?
自社で使用する訳ではないので固定資産と売却益(純額)で処理というのも違うのかなと思ったのですが。
税理士の回答
はじめまして。
税理士の田口が回答させていただきます。
まず、普段コンテナは、本業の方でも仕入れられていると存じます。こちらは事業用資産などと呼び、10万円以上になると固定資産になります。
一方で、最初から売るつもりのコンテナ、こちらは棚卸資産と呼ばれ、金額に関係なく、仕入としていったん費用に計上し、決算などのタイミングで在庫処理します。
したがって問題となるのは、購入時にこれらを区分できるのか、ということでございます。
区分できるのであれば、名前は特に決まっておりませんが、たとえば、営業外費用の区分に「販売用コンテナ仕入高」などと計上いたしますでしょうか。また、売上については営業外収益の区分に「販売用コンテナ売上高」などと計上しますでしょうか。
ただし、普通に売上高の下に計上してもダメではないです。また、仕入れの方も普通に、デフォルトで設定されているような仕入れでもダメではございません。むしろ、在庫整理の処理などを考えると、これの方が楽な会計ソフトも多いかもしれません。
税金の観点では、最終的な計算さえあっていればいいので、勘定科目の場所が厳密でなくても、ダメではないのです。
また、区分できないのであれば、メインである事業用資産として扱い、そして、固定資産となるようなコンテナを販売した場合は、固定資産売却益を計上すると思われます。
なお、余談でございますが、実務上は固定資産売却益を純額で処理すると、消費税の納税義務の判定などで問題になることがあるので、両建て処理をすることがあります。
例えば、コンテナの帳簿残高が5万円とすると、
普通預金15万円 固定資産売却益15万円
固定資産売却損5万円 固定資産(コンテナ)5万円
と処理するということです。こうすることで、決算上に売却益が「総額」で表示されます(ただし、損していないのに、売却損を計上するのはおかしい、という批判もお聞きしたことがあります。あくまで参考としてお捉えください)
以上になります。
よろしくお願いいたします。
(誠に恐れ入りますが、弊社は往復での回答を致しておりません)
本投稿は、2026年04月02日 15時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







