長期前払費用償却忘れにつて
お世話になります。
零細企業で経理を担当しております。
4年前に車両を購入しました。
割賦手数料(60回分)を長期前払費用にし、1年目は支払手数料として償却したのですが
2、3年目の分を償却し忘れてました。
4年目の決算処理を現在行っているのですが、2年分を4年目に含めて処理してもいいのか、または2年分を5年目以降に処理したほうがいいのでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
佐々木正史
会計上の考え方は、2年目・3年目に本来計上すべき費用を計上し忘れていた「期間損益の誤り(前期損益修正)」に該当します。本来は各年度で費用配分すべきものなので、正しくは過年度の修正という考え方になりますが、実務上は重要性が大きくなければ、4年目でまとめて処理することが一般的に認められています。
問題は法人税法上の取り扱いです。
厳密な原則論では、本来の年度に遡って更正の請求を行い損金算入するのが正しい処理となります。
とはいえ法人税実務においては、過年度の損金算入漏れについては、その金額が重要でない場合には当期において損金算入することが容認される取扱いが一般的です。これは、企業会計上の重要性の原則や、税務執行上の実務対応を踏まえたものです。
したがいまして、償却漏れの金額がどれくらい今回の決算に影響するかが判断のポイントとなります。
本投稿は、2026年05月15日 15時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







