個人から法人への貸付について
会社の代表をしております。役員報酬以外に会社から定期的に資金を引き出す方法はありますか?
仕事で使う大きめの資産を個人で購入し、それを会社に貸付、代表本人が貸料収入を受けることは可能でしょうか?
可能な場合、どういった項目であれば対象になりますでしょうか?
PCなどのオフィス機器、自動車、個人所有の土地などでしょうか?
宜しくお願いします。
税理士の回答

ご親族がいらっしゃいましたらお手伝いを頂き、給与を支払う、というのがオーソドックスなものとなるでしょうか。
他、グレーな扱いを含みますので、これらは顧問税理士の方にご相談いただくのが宜しいのかと存じます。
社長個人が資産を購入して会社へ賃貸する方法は、賃貸料が適正であれば可能です。
ただし、土地に関しては借地権の問題が伴いますので避けた方が良いと思います。
オフィス用品や自動車はあり得ますが、その場合の賃貸料は外部のレンタル会社の賃貸料(レンタル料)を参考に合理的に金額を算定することが必要です。
通常のレンタル料よりも高額ですと、社長個人に対する給与とみなされますのでご留意ください。
また、社長個人は会社から受け取る賃貸料は雑所得として確定申告する必要がありますのでその点もご注意ください。
税務上の取り扱いは他の先生がご記載の通りと思いますが、会社の株主がご相談者様一人でない場合、会社法に定める利益相反取引に該当しますのでご注意ください。

常識の範囲で、適正な賃料であれば、法人の経費=個人の収入で、問題ないと思います。
本投稿は、2018年07月03日 17時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。