短期借入金について
会社を起こした時に、役員から運転資金として短期借入金を借りました。年度内に返そうと思っていたのですが、預金残高が足りず返せませんでした。翌月には売上の入金があるので返そうと思うのですが、短期借入金が残っている場合決算に影響はありますか?
税理士の回答
厳密には1年以内に返済予定の借入金が短期、1年を超えて返済予定の借入金が長期となりますが、ご質問者様の会社が上場企業等の企業会計原則に従った会計処理を義務付けられていない会社であれば、決算上特に影響はないと考えます。
税務上においても、特に問題はありません。
また、銀行から融資を受けており決算書を提出する必要があったとしても、ご記載の説明をすれば問題はありません。

吉野拓朗
回答させて頂きます。
大きく検討すべきこととして、B/S上の処理、P/L上の処理、その他実務があります。
まず、B/S上の処理としては、決算時に翌年返金したいと判断している場合には、継続して短期借入金と処理して問題ありません。
次に、P/L上の処理ですが、
短期借入金から支払利息が発生している場合で、
かつ、当月分を月末支払いとしていない場合には、費用として計上される支払利息が十分ではないため、決算整理仕訳を追加で行う必要があります。
(借方)支払利息XXX / (貸方)未払利息XXX
計上する金額は、「借入金残高×年利÷365×未払の日数」です。
例えば、25日に支払利息の支払いであれば、26日~31日の6日間となります。
その他、遅延損害金等が発生するのであれば、それについても支払い(又は上記と同様に未払計上)する必要があります。
そして、申告書付随資料の勘定内訳書についても、
短期借入金として内訳書を作成する必要があります。借主、金額、利率等を記載します。
以上が、主な影響となります。
宜しくお願い致します。
本投稿は、2018年12月18日 14時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。