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適正在庫について

在庫が多くなってきました。増加の原因分析は可能なのですが、
会社としての適正在庫がわかりません。
売上やキャッシュなど色々関わってくるとおもうのですが、
算出の仕方を簡潔に教えて下さい。

税理士の回答

業種によって異なりますので一概に言えませんが、在庫÷平均月商で平均在庫回転期間を求める方法があります。

適正在庫は会社の規模、業種、扱っている商材、利益率などによって異なりますので、一概にはいえません。

在庫の指標としては、棚卸資産回転率があります。
棚卸資産回転率(回)=年間売上高÷在庫金額

ご参考に業種ごとの平均棚卸資産回転率を示しますと
建設業11.85回
製造業10.48回
卸売業17.77回
小売業13.41回
となります。
この数字をご参考に御社の適正在庫をご検討下さい。

一般的には12回以上が望ましいとされています。

よろしくお願いいたします。

補足します。
売上高で割る方法と、売上原価で割る方法があるみたいですが、どちらがよいのでしょうか?
やりたい事は、毎月月次決算が確定した段階で回転期間を算出したいです。
その場合、売上高、例えば7月の月次が確定したら7月を含む過去1年間の売上を12カ月又は365で割る。売上原価の場合も同様で考える。
宜しくお願いします。

売上高で割る方法が一般にはよく使われますが、理論的には売上原価で割る方がより正確な数値が出せます。
直近1年間の売上高又は売上原価を使う方がより正確な回転期間を計算できます。

よろしくお願いいたします。

改めて質問させてください。
製造業なのですが、棚卸在庫金額は製造原価金額ですよね。
よく、原価金額ではなく販売価格になおして在庫金額を見ると聞くのですがどういった意味があるのでしょうか?
又、回転期間を計算するうえで、在庫金額(原価)/売上(平均月商)
この算式でよいのですよね

棚卸資産回転期間を
在庫金額(売価)/月平均売上(平均月商)
で計算する場合があります。
在庫の売価を使うのは主に小売業で、売価ベースの在庫金額が把握しやすい場合です。

製造業は売価ベースの在庫金額の算定が難しいので、
在庫金額(原価)/月平均売上(平均月商)
で回転期間を算定するのが一般的です。

よろしくお願いいたします。

本投稿は、2020年07月13日 16時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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