学生のイラストでの請求書作成に関しての質問
高1で副業としてイラストレーターをしてます。独立開業はしておらず、2020年11月より依頼開始。昨年は経費を抜いたところ確定申告不要でしたので確定申告未経験になります。
企業様とのお取引で請求書を作成する必要があります。
・16歳個人でも請求書を書くことは可能か
・源泉徴収、復興税がかかると言われたのですが、調べても良く分かりませんでした。
・請求書番号とはどうしたらよいでしょうか。
税理士の回答

16歳個人でも請求書を書くことは可能か
→可能です。年齢は関係ありません。
源泉徴収、復興税がかかると言われたのですが、調べても良く分かりませんでした。
→報酬を支払ってもらう方に、ご相談者の所得税と復興特別所得税を報酬の中から預かってもらい、その報酬の支払者に納税しておいてもらいます。これを「源泉徴収」と言います。
「源泉徴収」された所得税と復興特別所得税は、確定申告をするときに精算します。
「源泉徴収」してもらう金額は次の通り計算します。
① 報酬が100万円以下の場合
報酬額×10.21%
② 報酬が100万円を超える場合
(報酬額-100万円)×20.42%+102,100円
例えば、報酬額が10万円でしたら、10万円×10.21%=10,210円が源泉徴収される所得税と復興特別所得税になります。
これを請求書に記載します。
○ 報酬額10万円
○ 源泉所得税10,210円
○ 差引請求額89,790円
といった具合です。
なお、ご相談者は消費税の免税事業者であると思われますので、消費税の記載については割愛しています。
請求書番号とはどうしたらよいでしょうか。
→任意の番号を記載します。
参考程度に、私の場合は、依頼内容に応じたアルファベット・受注年・依頼された順番を請求書番号にしています。
例えば相続税申告業務で今年初めて依頼していただいた方の請求書番号は「S21001」としています。
請求書番号に決まりはないので、ご相談者が管理をしやすいような番号をお付けください。
単純に「1」「2」「3」・・・でも構いません。
ご回答有難う御座います。報酬は13万円なのですが、この場合はどうなるのでしょうか。
又、差額請求分が自分の手元に入るで間違いないでしょうか。
お手数お掛けしますが宜しくお願い致します。

報酬は13万円なのですが、この場合はどうなるのでしょうか。
→報酬が13万円の場合、100万円以下なので、源泉所得税は10.21%になります。
したがって、源泉所得税は、13万円×10.21%=13,273円です。
差引請求額は、130,000円-13,273円=116,727円です。
差額請求分が自分の手元に入るで間違いないでしょうか。
→ご理解の通りです。
源泉所得税は所得税の前払いです。確定申告のときに1年間の所得に対する所得税を計算して、源泉所得税の方が多かったら還付されます。
本投稿は、2021年02月16日 01時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。