建物解体費用の経理処理等
父親が営んできた会社を今期に引き継ぐ事になりました。
会社は引き継いだのですが父が営んだ事業を継続はさせずに、
全く別事業を行っています。勿論、定款変更、登記の目的の変更等は
完了済みです。株価評価も行い株も贈与済みです。
質問の内容は父親が行っていた事業の工場を解体するのですが、解体費用は
どこまで認められるのかが、いまいちわかりません。条件は以下通りです。
・父親個人の土地の上に法人の工場が存在しています。
・その工場は、ここ数年一切稼働していません。帳簿上も1円の価値の為、
事業引継ぎ後、有姿除却を行いました。
・父親時代の工場は全く必要がないので解体します。
・解体に伴い解体したままだと土が露出するのでガレージ敷き砕石工事を
行いました。
・電気配線の引込工事等。家から引込んでいた電気が父親自宅と工場に配線が
別れていたので自宅用のみの配線に切替る工事。
・元々工場で使用していたエアコンを取り外し、父親の自宅に転用させる為の
取替工事を行いました。
簡単な工事内訳も掲載しておきます。
① 工場解体の直接的費用 150万
② 解体後の後処理ガレージ敷き砕石 15万
③ 電気工事 20万
④ エアコン取替工事 8万
この条件下で直接的な工場解体費用は法人の損金計上はOKと思うのですが、
解体後のガレージ敷き砕石工事や、電気引込工事、エアコン取付工事等は、
法人には正直なところ関係がないと言えばないですし関係があると考えれば
あるような気もします。もちろん全て損金計上できるなら、法人にて負担
するのですが対外的にみて、そこは父親個人が負担すべきものがあるのであれば
キッチリ別けておきたいと考えています。
ご回答宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答
どこまで、損金になるかは微妙なお話しですが、工場撤退に伴い、個人への更地引渡しが必要となりますので、①は必要です。
②③は、引渡しの後の話になりますので、法人に貸す前の状態がどのような状況だったのかが問題になると思います。
④は、建物内の法人の動産を事実上貰って取り付けしている行為となるため、個人的費用と考えます。
ご回答ありがとうございます。
②③については何十年も前の事なので契約書も残っていないそうです。
③については元々電気の本線が家に直接繋がっていたそうです。
貸す前 本線 ⇒ 自宅
工場建設 本線 ⇒ 工場 ⇒ 自宅
といった経路で電気が通っているそうです。
貸す前に戻すという事であれば 本線 ⇒ 自宅 という事になるので
現状で返すという事にならないでしょうか?
この工事をしないと実際に自宅へ電気が通らない事になるので。
これでも③は損金にならないでしょうか?それを第三者に証明できる資料等がないので
結局のところグレーには変りないのですが・・・。
②については依頼している工務店にガレージ敷き分を解体工事に含められるように
作成できないか検討してもらおうと思っております。
これは請求書の改ざんと扱われ脱税と同等の事になってしまいますかね・・・(汗)
本投稿は、2021年08月17日 15時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。