個人事業主です。取引先より「消費税の確定申告書」の控えの提出を要求されました
この度はお世話になります。
新しい取引先に対し、私の提供サービスのレートを税抜きで伝えたところ、消費税を請求の際には、受付印のある前年の「消費税の確定申告書」控えの提出(年度と住所・氏名部分)を要求されました。
個人事業主でも経費を支払う際には消費税を収めている訳ですから、消費税は常に請求出来ると思っていました。なぜこんなことを聞かれているのでしょうか?
今年の確定申告からは消費税を納税するつもりなのですが、この取引先にはどう回答すべきかアドバイス頂けますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

佐藤全弘
私のわかる範囲でお答え致します。
免税事業者となる
事業者免税点が設けられたのは、中小事業者の事務負担軽減のためであるので、ご相談者様の仰る通り、免税事業者であっても、経費を支払う際などは消費税を負担しており、当然取引先にも消費税を請求することができます。
今後の消費税増税のときのためにも、きちんとご理解いただく必要があるかもしれません。
アドバイスとなるかわかりませんが、相手先が免税事業者から仕入れをしても仕入税額控除の対象となります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6455.htm
なお、新しい取引先との記載がありましたので、上記のような回答を致しましたが、消費税の5%から8%の移行につき、問題が生じている場合は、買いたたき行為に該当するかもしれませんので、消費税価格転嫁等総合相談センターに相談すると良いかもしれません。
http://www.tenkasoudan.go.jp/
以上、宜しくお願い致します。
本投稿は、2016年02月09日 08時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。