会社を創業するために友人がお金を出してくれますが、どうすると一番税金等がかからないでしょうか?
こんにちは。近々創業を予定しており、周囲の友人が、事業内容に応援してくださり、それぞれが持つ余剰貯金を出してくれることになりました。そこで、私はどのようにそのお金を受け取ったら良いかで悩んでおります。
例えば、
[方法A] 私が直接現金で受け取り、個人間で誓約書?のようなものを交わし、私が借りたことにする。私はそのお金を元に会社を作る。(株100%私が保有)この場合、何か税金が発生しますでしょうか。
[方法B] 設立した会社に出資してもらう。つまり、株を買ってもらう?そうすると、株を一部保有(友人らが2/3以上になります)することになりますが、議決権?といいますか、会社の判断はすべて私で決められるようにしたいと思います(友人もそれで良いと言っています)。そのような方法はありますでしょうか?また、友人らは会社員のため、税金関係で面倒な手続きが起きないようにしたいと思っていますが、何か手続きが発生しますでしょうか。
入り組んだ質問で恐縮ですが、ご回答お待ちしております。
税理士の回答
[方法A]
贈与でないと明らかにするために、個人間の貸借であることを明確にし返済していけば税金は発生しませんが、借りたお金を資本金とするのは「出資の見せ金の禁止規定」に抵触します。これは税務上の問題ではなく、商法や会社法の問題となります。
[方法B]
友人の出資分を無議決権株式により対応することができます。こちらも資本取引ですので税金はかかりませんが、将来的に配当を行えば友人に配当所得が生じます。
具体的なやり方につきましては、こちらで十分にご回答することは困難ですので、無議決権株式や種類株式で検索してみてください。
[その他]
現在の会社法では最低資本金制度がありませんので、ご自身で出資して会社を設立し、設立後に友人から会社が借り入れるという方法もあります。
この場合でも、貸借であることを明確にし返済していくことが必要と思います。なお、個人からの借入であれば利息を付けなくなくても特に問題とはなりません。
本投稿は、2019年09月30日 05時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。