DES(債務の株式化)による増資について。
資金繰りの苦しいオーナー企業です。
先月、
オーナーの怪しい友人や取引先に、
多額の借入金(数億円)をしたところです。
自己資本比率があまりにも低く、
金融機関の融資も受けられないためです。
そこで、
財務部の私が、
顧問税理士さんに相談すると、
それらの多額の借入金を、
DES(債務の株式化)
という手法で増資に繋げれば良いと、
アドバイスされました。
そうすると、
自己資本比率が一気に上がり、
金融機関の融資が受けられるのでは?
との飛び技です。
ずる賢いオーナーと付き合っている
顧問税理士なので、
あまり、人としては信用し難いのですが、
そのDES(債務の株式化)による
増資で資本金を増やす
というものは、
法的には全く問題はないのでしょうか?
【質問1】
このような形のDESは法的に問題はないでしょうか?
借入金の資本への組み入れは合法でしょうが、借りたばかりの資金をすぐさま増資に持っていくのはどうだろう?
見せ金扱いになるのでは?と感じています。
【質問2】
これらの作戦で増資をして、
自己資本比率が上がった場合、
融資の審査を受けても、
金融機関を騙すことにならないでしょうか?
財務体質の改善ということで、
問題なく、評価されるでしょうか?
【質問3】
この多額の借入金は、
法定金利を超える融資を受けており、
金利+経営コンサル料という形で、
実質年利45%を払っています。
DES後もその支払いを維持するそうですが、手段は配当でしょうか?
税法的にも問題はないでしょうか?
税理士の回答

長谷川文男
非常に危ない手法だと感じます。
DESは、債権者の同意があればできますし、実質年利45%は全額コンサル料にすれば、同じようなことはできます。
ただ、増資の際の割合どうなるのでしょうね。
99%以上、相手の持分になってもおかしくないし、仮にその後、経営不振で倒産になっても、違法金利を払わせる相手ですから、法律の枠内で対応するとは思えません。
銀行融資については、債務超過でなければいいという問題ではありませんし、株主にその人がなるでしょうから、その人がどういう人かも調べるでしょう。
そして、その企業の経営不振がそれで終われば良いのですが、そうでない場合は、結局、融資は期待薄だと思います。
あくまで、相談文を読んでの個人的感想です。
本投稿は、2021年09月20日 23時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。