産業用太陽光発電の開業届、消費税還付の手続きについて
現在、会社員(正社員)として仕事をしておりますが、
今年の8月と11月に、産業用太陽光発電の契約を2件契約致しました。
2件とも分譲での契約です。
1件1500万円、(現金1200万円・ローン300万円)の2件契約です。
低圧の太陽光発電事業では、消費税還付が受ける事が出来るとの事で、
・個人事業の開業・廃業等届出書の申請
・所得税の青色申告承認申請書
・消費税課税事業者選択届出書
の提出を考えております。
この書類の提出のタイミング等お伺いしたいと思っております。
現在、支払っている料金は、
・手付金20万円×2件
・電力工事負担金765,759円×2件
・土地売買の手付金10万円×1件
の支払いが終わっております。
このような状況です。
おそらく、発電事業所とし稼働し収益が発生するのは、令和2年の夏以降だと思います。
これらの申請書類は、収益が発生する時に(直前に)申請するものなのか、
それとも、すでに事業にかかる費用を支払い始めているので、
今現在、届け出を出した方がいいのか、どちらにしたら良いのでしょうか?
今すぐに届け出を出した場合は、現在支払った費用は、経費となり、
令和元年度は赤字での確定申告をするべきなのでしょうか?
確定申告を赤字でした場合は、給与所得がありますが、所得は減るという事になるのでしょうか?
もし、今年に届け出を出さずに、来年度に書類の申請をした場合は、
今年度の支払った費用は、全く経費として申告出来なくなるのでしょうか?
また、消費税還付を受けるには、消費税を3年間は納めなければいけないルールがあるそうですが、
今すぐに申請をした場合には、来年度(令和2年)は非常に少ないですが、収益があると思いますので、
すごく少ない月数の売り上げの消費税を納め、2年目(令和3年)、3年目(令和4年)を通常通り消費税を納めて、
免税事業者への変更手続きをすれば良いという事なのでしょうか?
この場合は、令和4年の年末までに免税事業者への変更をおこなうのか、
それとも令和5年の年末までに変更するのかどちらになるのでしょうか?
また、2件契約しており、稼働のタイミングがズレます。
1件は令和2年に稼働する(収益が見込める)と思いますが、もう1件は令和3年からの稼働になると思います。
その場合は、いつ免税事業者への変更をおこなえば良いのでしょうか?
消費税を3年納めるという事のみが条件なのでしょうか?
年末までもう残りわずかですので、どうするべきか、ご教授お願い致します。
税理士の回答

川村真吾
開業届と課税事業者選択届は今年中に出さないと、来年から課税事業者になれません(課税期間1年の場合)。今年の費用は開業費として来年期初の資産として来年以降償却する方法と、今年の確定申告で事業経費として申告する方法があります。令和2,3年中に100万以上の課税資産の取得をした場合は取得した課税期間から3年間は課税事業者のままです。仮に1件目を令和2年に取得し、2件目を令和3年に取得したとすると令和5年までは課税事業者となり、令和5年に課税事業者選択不適用届出書を出せば令和6年に免税事業者になります。
本投稿は、2019年12月04日 21時32分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。