勤務医の不動産及び株式投資 と法人化
現在医学生で、将来の資産形成について勉強しております。研修医を経て勤務医になる予定です。そこで、特に株式投資と不動産投資の両方に興味を持っており、今後法人化するべきか悩んでおります(節税目的でもあります)。
一般的に不動産投資では法人化が勧められていて、株式投資では勧めらていないと認識しております。
質問は以下に記させて頂きます。
① 個人会社を設立し、その会社で不動産と株式の両方に投資は行えますか?株式投資は個人投資として分けた方がメリットはありますか?
② 私の場合、一般的にどういう手法をとることがおすすめされますか?
③ 収入がどれくらいになったら個人会社を設立するべきですか?
勉強不足なところがあると思いますが、返答の程何卒宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答

境内生
① 個人会社を設立し、その会社で不動産と株式の両方に投資は行えますか?株式投資は個人投資として分けた方がメリットはありますか?
⇒行うことはできますが、対外的な信用はないので不動産投資の融資は簡単には実行されないと考えます。仮にできたとして不動産の目利きは難しく、キャピタルゲインが得られるようになるのは片手間では大変です。株式投資は少ない額でもできますし、利益に対する税率が低いので勉強をかねて個人からされた方がよいと考えます。
② 私の場合、一般的にどういう手法をとることがおすすめされますか?
⇒不動産投資は大きな金額が必要です。まずは個人株式投資を成功されてからの方がよいのでは?と考えます。老婆心ながら今はドクターとして大成されるよう勉学に勤しまれることをお勧めします。
③ 収入がどれくらいになったら個人会社を設立するべきですか?
⇒数値の理論上だけでお答えするとドクターとしての課税所得が700万円から800万円以上になってからでいいのではないかと考えます。所得が取れるようになったからといっても最初の投資額は必要です。いくらかの貯蓄は行ってください。ドクターはお忙しい仕事です。なかなか一筋縄ではいきませんのでご注意ください。参考までにですが不動産を所有されているドクターのお客様をみますと若くして投資されている方はほとんどなく、開業医である程度大成されてから銀行等に勧められて始めた方がほとんどです。
本投稿は、2020年06月07日 13時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。