年末調整の収入見込み額との相違があるとき
個人事業主、物販をしています。
夫の扶養に入っています。
白色申告を予定しています。
いくつか質問があります。
①夫の会社の年末にもらった年末調整の収入見込み額は、93万と記載をしましたが、いくつかの経費を引くのを忘れていたのと、一部の仕入れ値を打ち込みミスをしていたため、実際の純利益(所得)は70万でした。
大きな相違があるように思えますが、何か夫の会社に報告はすべきでしょうか?
また、私の確定申告は、実際は収入見込み額と異なりますが、所得70万で出すことはできますでしょうか?
②使用期限のあるものを販売しており、実際に2024年9月30日までの仕入れ分は年内に売り切りました。
しかし、2024年10月以降も何度か仕入れをしていますが、この分は2025年1月~2月に売りました。
この場合、2024年に仕入れをしていても2025年の仕入れ経費に入れられる、この認識あっていますか?
また、2024年仕入れの月日になりますが、帳簿にはどのように書けばよいでしょうか?
税理士の回答

① 貴方の所得は正しい所得金額(70万円)で申告するようにしてください。
なお、貴方の合計所得金額が93万円であっても70万円であっても、95万円以下は配偶者特別控除額は同じで変更がありませんので、ご主人の会社への届け出などは必要ありません。
② 仕入として計上できますが、売上げが翌年となる場合は売上原価の計算上「期末(年末)棚卸高」として計上しますので必要経費には含まれません。
仕入の月日は、実際に仕入れを行った日付で計上します。
棚卸は12/31の決算仕訳で計上します。
なお、翌年「期首棚卸高」となり、売上原価に含まれます。
先生、ありがとうございます。
②の方ですが、
2024.10/1以降仕入れ分は、2025年になって売りました。
例えばですが、帳簿には以下の書き方で合っていますでしょうか?
~2024.10/1 20000円で仕入れたもの~
2024.10/1 仕入れとして20000円
2024.12/31 期末棚卸高として20000円
2024.1/1 期首棚卸高として20000円

~2024.10/1 20000円で仕入れたもの~
2024.10/1 仕入れとして20000円
2024.12/31 期末棚卸高として20000円
2024.1/1 期首棚卸高として20000円
⇒ そのようになります。
仕訳をしますと
10/1 仕 入 20,000 / 現預金 20,000
12/31 商 品 20,000 / 期末商品棚卸高 20,000
1/1 期首商品棚卸高2 0,000 / 商品 20,000
となります。
※ 「商品」は資産項目となります。
※ 月次の損益を算出していない場合は、期首商品の棚卸は、来年の決算仕訳にてまとめて行っても構いません
先生、お詳しくありがとうございます。助かります。
白色申告なのですが、
期末棚卸高は、『収入』と『支出』、どちらの方にも期末棚卸高の項目があります。
12/31時点の残りの在庫である期末棚卸高の入力は、[支出項目]の期末棚卸高でよろしかったでしょうか?

>期末棚卸高は、『収入』と『支出』、どちらの方にも期末棚卸高の項目があります。
⇒ お使いの会計ソフトのことでしょうか。
会計ソフトによって、入力画面などは異なるためよくわかりません。ソフト会社に確認したほうが早いと思います。
因みに「仕訳入力」又は「振替伝票」入力画面はありませんか?
先にお知らせした「仕訳」入力をしてほしいとおみます。
個人的には「費用」にならないので「収入」になる可能性がありますが、そもそも「収入」にも「支出」にも当たらない勘定科目なので正直分かりません。
なお、白色の場合は「収支内訳書」を作成します。
12月31日現在の棚卸額は「売上原価」の「期末商品棚卸高」に記載されます。(記載例をご覧ください)
入力した額が正しく所定の箇所に反映されていれば、その方法が正しかったことになるのではないでしょうか
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2024/pdf/034.pdf
本投稿は、2025年02月27日 01時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。