年収と副業についてお願いいたします!
無知でごめんなさい。
税金に関して勉強不足のため、アドバイザーによる回答をお願いいたします。
父の扶養控除を受けてバイトをしているアルバイターの者です。
2025年9月に父が定年退職します。
扶養控除を受けていた間は103万円を意識しながら働いていたのですが、9月に定年退職をするため来年度から扶養控除を意識せずに働こうかと考えております。
来年度の月収の目安として、
⚫︎本業の給与が月に約4万円(令和7年度扶養控除申告書提出済)
⚫︎副業の給与が月に約2万円
⚫︎タイミーの給与が月に約2万円
⚫︎エリクラ(業務委託契約)による報酬月約2万円
非課税である交通費を除いては、月におよそ約10万の収入となり、年収は130万前後になるかと予想しています。
ちなみに副業収入は20万円以下なら確定申告は不要とのことですがその点につきましても正しい情報を教えていただきたいです。
上記のような月収になると社会保険や税金などはどういう割り振りになるのでしょうか?自分で確定申告が必要になるといった感じになるのでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
お父様の定年退職に伴い、扶養控除を意識せずに働くことを検討されているとのことですね。以下、収入状況に基づき、税金や社会保険の負担、確定申告の必要性についてご説明いたします。
1. 収入の内訳と年間所得の見積もり
- 本業の給与:月約4万円 × 12ヶ月 = 年間48万円
- 副業の給与:月約2万円 × 12ヶ月 = 年間24万円
- タイミーの給与:月約2万円 × 12ヶ月 = 年間24万円
- エリクラ(業務委託契約)による報酬:月約2万円 × 12ヶ月 = 年間24万円
これらを合計すると、年間収入は約120万円となります。
2. 所得税について
給与所得には「給与所得控除」が適用されます。年間の給与収入が55万円以下の場合、給与所得控除は収入金額と同額となります。したがって、本業と副業、タイミーの給与収入の合計96万円から同額の給与所得控除を差し引くと、給与所得は0円となります。
一方、エリクラからの業務委託報酬は「雑所得」に分類され、必要経費を差し引いた額が所得となります。仮に必要経費がない場合、雑所得は24万円となります。
総所得は給与所得0円+雑所得24万円=24万円となります。基礎控除48万円を適用すると、課税所得は0円となり、所得税は発生しません。
3. 住民税について
住民税には「均等割」と「所得割」があります。多くの自治体では、総所得が一定額(例えば35万円)以下の場合、均等割が非課税となります。また、所得割も基礎控除などを考慮すると非課税となる可能性があります。ただし、自治体によって基準が異なるため、お住まいの市区町村でご確認ください。
4. 社会保険について
年間収入が130万円を超えると、扶養から外れ、自身で社会保険に加入する必要があります。しかし、現在の収入見込みでは年間120万円であり、この場合は扶養内に留まる可能性が高いです。ただし、収入が増加して130万円を超える場合は、健康保険や年金の自己負担が発生します。例えば、標準報酬月額11万円の場合、健康保険料は月約5,500円、厚生年金保険料は月約10,065円の自己負担となります。
5. 確定申告の必要性
給与所得以外の所得が20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要とされています。しかし、住民税の申告は必要です。エリクラからの業務委託報酬が年間24万円であるため、所得税の確定申告が必要となります。また、住民税の申告も忘れずに行いましょう。
まとめ
現在の収入見込みでは、所得税や住民税は非課税となる可能性が高いですが、エリクラからの報酬に対しては確定申告が必要です。また、年間収入が130万円を超えると社会保険の自己負担が発生するため、収入管理に注意が必要です。
非常にわかりやすく、親切丁寧にご回答いただき誠にありがとうございます!
本投稿は、2024年12月05日 08時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。