6月の時点で扶養103万円を超えてしまいました。20歳学生です。問題点や扶養再雇用など聞きたいです。
引越しのアルバイトをやらせて頂いてるのですが、6月の給料分の時点で103万円を超えてしまいました。教習や学校の課題で使う材料費などでお金を使ってしまい貯金はほぼない状態なのでこれから稼いで行く額を考えたら全部で150〜200万円くらいになると予想しているのですが、その場合にかかる税金や年金、社会保険料などを教えて下さい。あと、来年からまた扶養家族に復帰することはできるのか?も教えて頂きたいです。父親からは130万の扶養家族を超えてしまったら200〜300万程度稼がないと稼いでもあまり変わらないと言われたのでそれが本当なのか?というのも確認させていただきたく思っております。宜しければご返信の程を頂きたく思っております。
税理士の回答

1.相談者様の年収が103万円を超えると、親の扶養から外れ、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.相談者様の税金等(年収が200万円と仮定した場合)
(1)所得税
収入金額200万円-給与所得控除額68万円=給与所得金額132万円
132万円-基礎控除額48万円=課税所得金額84万円
84万円x5%=42,000円
(2)住民税
132万円-基礎控除額43万円=課税所得金額89万円
89万円x10%(定率)=89,000円
3.社会保険については、今後の年収の見込み額が130万円以上(交通費をふ含む。過去の収入は考慮しない。)になることが確実であれば、親の扶養から外れ、自分で社会保険に加入して保険料を払う必要があります。所得税、住民税、社会保険料(月23,945円)と負担が多くなります。しかし、年収160万円を超えれば、手取は増えてくると思います。
4.相談者様の翌年の年収が103万円以下になること確実であれば、翌年は親の扶養に戻れることになります。
ご返信ありがとうございます!
分かりやすい説明で大体は理解することができました。
もう一つ質問なんですが今年はどれだけ超えても来年103以下に抑えることができるなら扶養家族に戻ることができるのでしょうか?

今年の年収は、いくら多くても翌年には影響しません。翌年の収入が103万円以下になれば、親の扶養に戻れます。
これって戻れるのは来年からですか?再来年からですか?

扶養に戻れるのは、翌年からになります。今年の親の年末調整の時に、令和3年の扶養控除等申告書に相談者様を扶養に入れて勤務先に提出することになります。
色々とありがとうございました!
本投稿は、2020年07月14日 00時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。