確定申告を代行できる専門家は誰?代行依頼のポイントや注意点 - 節税や実務に役立つ専門家が監修するハウツー - 税理士ドットコム

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確定申告を代行できる専門家は誰?代行依頼のポイントや注意点

確定申告を正確に手続きするには専門知識や余裕のある時間が必要なことは言うまでもありません。けれども、本業が忙しい等の様々な事情も重なり、確定申告のことは後回しになり、申告期限ぎりぎりで慌てて対応する方も多いのではないでしょうか。

そこで、これまでは自身で頑張って確定申告をしていたけれども、今後は専門家にお願いすることを検討している方向けに、確定申告を代行できる専門家や、また、その依頼時のポイント等についてご説明します。

目次

確定申告の代行の依頼先・依頼相手は?

記帳代行サービスなど、税務関連の様々なサービスや専門家を目にすることもあるかもしれませんが、確定申告の代行を依頼できる専門家は限られています。まずは誰に頼むことができるのかについて確認しましょう。

税務代行は「税理士」のみ

税務に関する代行を依頼できる専門家は、報酬の有無に関わらず「税理士」に限られています。このことは税理士法によって「税理士または税理士法人以外は原則として税理士業務をしてはいけない」と規定されているためです。ここでいう税理士業務とは以下のことです。

  1. 税務代理
  2. 代理代行
  3. 税務署類の作成
  4. 税務相談

もちろん、確定申告も税理士業務に当てはまります。したがって、確定申告の代行を依頼する場合は「税理士」でなければならない点を覚えておきましょう。

税理士登録している「公認会計士」や「弁護士」も可能

税理士業務は税理士資格を有し、登録している専門家であれば仕事に従事できます。税理士資格は税理士試験に合格した者以外にも、「公認会計士」や「弁護士」にも認められています。したがって、これらの専門家が税理士登録している場合には、確定申告の代行をお願いすることもできます。

税務の代行を依頼するメリット・デメリット

確定申告の代行を税理士に依頼するメリットやデメリットについて確認します。依頼主にメリットが多いのであれば、積極的に税務の代行を依頼すべきでしょう。

メリット「正確に確定申告してもらえたり、本業に集中できる」

税理士は税務のスペシャリストであり、多くの税理士は確定申告手続きにも精通しています。そのため、税法に則った形で正しく確定申告を行えます。確定申告自体は申告者一人でもできることですが、もし申告内容に誤りがあればペナルティを受ける可能性もあります。税理士に依頼していれば、こうした心配をせずに確定申告の手続きが行えます。

また、確定申告は慣れていないと時間がかかる作業です。これは確定申告書を作成したり、必要書類なども用意しなければならないからです。その結果、確定申告期間中は本業がおろそかになる可能性もあるでしょう。税理士に代行の依頼をしておけば、本業に注力することができます。

デメリット「依頼費用が発生したり、お金のやり取りに疎くなる」

税理士に依頼する場合はいくらかの報酬を支払わなければなりません。報酬額の相場については後述しますが、これが負担になる場合もあるでしょう。資金に余裕がない個人や法人にとっては、依頼費用が重要な検討事項になるかもしれません。

そのほかにも、専門家に税務業務を任せっきりになってしまうことで、自身の金銭感覚が疎くなる恐れもあります。確定申告書を作成すれば、昨年分の売上や費用を把握できます。その機会がなくなってしまう点もデメリットになるでしょう。

確定申告の代行費用の相場

確定申告の代行を依頼する場合には、相場はどの程度なのでしょうか。税理士・税理士法人によって差はありますが、目安としては以下の通りになっています。

申告書作成のみなら「数万円程度から」

税理士に確定申告書の作成を依頼する場合は、数万円程度で作成してもらえます。また、費用の決まり方は「売上高」などによって異なっており、例えば下記のような具合です。

  • 売上高500万円未満:5万円前後
  • 売上高1,000万円未満:7万円前後
  • 売上高3,000万円未満:10万円前後

こちらの相場価格は青色申告時の依頼費用となっています。白色申告であれば半額程度が目安となるでしょう。

記帳代行も依頼するなら「作成費用+月額料金」

もし税理士に確定申告書の作成だけでなく、記帳代行も依頼するのであればさらに別途費用が発生します。記帳代行の費用は仕訳数に応じて、大体以下のような相場です。

  • 100仕分以内:1万円前後
  • 101~400仕分以内:2万円前後
  • 400仕分超:3万円以上

したがって、確定申告書の作成に加えて記帳代行も依頼する場合には「申告書作成費用」と別に、「記帳代行費用」も必要になります。

確定申告を依頼する際のポイント

もし確定申告書の作成を税理士に依頼するのであれば、注意しておきたいポイントを押さえておきます。

早い段階で税務代行を依頼する

中には確定申告書の作成を後回しにしてしまう人もいるでしょう。その結果、申告間際になってから税理士に慌てて依頼するような場合もあるかもしれません。けれども、申告間際になると受付を締め切っている可能性もあります。なるべく早めに依頼の手続きを済ませておくべきです。

伝票の管理などを忘れないようにする

いくら税理士といえども、依頼主が伝票の管理をおろそかにしていては申告書などを作成することはできません。もし、確定申告書だけを依頼するのであれば、伝票管理や帳簿作成は確実に行っておくようにしてください。

依頼したいサービスを明確にする

税理士にどんなことを依頼したいのかについて明確にしておくことも大切です。申告書の作成だけでいいのか、記帳もお願いしたいのか、それとも節税対策なども受けたいのかなど、明確な目的をもって税理士に依頼するようにしてください。

おわりに

確定申告書の作成は税理士のみが代行できると法律で決められています。もし確定申告書の作成を依頼しようと考えているのであれば、メリットが十分にあるかを検討したうえで税理士に相談してみるといいかもしれません。

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