年収400万ちょっとで住宅ローン減税と医療費控除はどんな時期に併用すべきか?
平成30年分の源泉徴収表より。給与賞与支払金額450万、控除後の金額310万、源泉徴収額64,800円、配偶者控除38万、生命保険控除56,000円でした。妻の年収は100万程度、子供18歳と15歳です。そこでご相談です。今年年内の医療費が10数万を超える程度になりそうなのですが、急に下の子供の歯科矯正の話が持ち上がり、それを足すと今年だけで50万程度医療費が掛かりそうです。また来年は上の子供も歯科矯正をすると同じくらい掛かる予想です。また再来年の春頃に新築の予定があります。土地はありますので建物だけ1600万位掛かりそうなのですが。この場合、①今年50万の医療費控除を確定申告する。②今年は歯科矯正せず、来年100万の確定申告をする。③今年は歯科矯正はせず、来年1人歯科矯正して、再来年住宅ローン控除と医療費控除を合算する。④来年二人しか矯正して、100万の医療費控除と住宅ローン控除をまとめて控除する。つまり私の収入では今年に50万の医療費控除をした方がいいのか、来年100万の医療費控除をした方がいいのか、再来年の住宅ローン控除と合算して確定申告をした方がいいのか教えて頂ければありがたく存じます。
税理士の回答

ご質問の数字から判断すると、医療費控除をまとめたり、医療費控除と住宅借入金等特別控除を重複して控除しても引かれている所得税を限度としてしか還付にならないので、今年と来年に医療費控除、再来年に住宅借入金等特別控除を受けるのがベストだと思います。
中西税理士様。早速のご返信、誠にありがとうございます。もう1点だけご教授下さい。所得税の件は理解できました。この場合住民税はどのようになりますか?度々申し訳ありません。

住民税も医療費控除ができますので、基本的に所得税と同様でいいと思います。
なお、住宅借入金等特別控除は所得税で控除しきれないときは住民税から控除できる場合がありますが、その場合でも医療費控除とダブル控除は避ける方がいいと思います。
中西先生本当に迅速なご指導ありがとうございます。正直ネットの無料相談なので、お返事が来るのか半信半疑でしたが、こんなに早くお答えいただけるなんで驚きました。もう一つだけ確認させて下さい。>所得税で控除しきれない時は住民税から控除できる場合がありますが、その場合でも医療費控除とダブル控除は避ける方がいいと思います。
との事ですが、これは所得税と同じく医療費控除50万と、1600万程度の住宅ローン減税とダブルで控除しても住民税の控除の枠から考えると住民税と同じく限度を超えてしまい、その分が無駄になるので今年、来年で医療費控除を受け、再来年に住宅ローン控除を受けた方が一番戻ってくる金額が多くなる(枠に無駄が無い)との認識でよろしいでしょうか?
本投稿は、2019年12月16日 11時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。