贈与税の対象になりますか?
無職で実家暮らしです。
現在家事や家業を手伝って、家族から小遣いを月に十数万もらい、そこから生活に必要なものや趣味のものを買っています。
小遣いはその都度自分の銀行口座に振り込み、そこから電子マネーにチャージして支払ったり、クレジットカードの支払いをしています。
毎月ほぼ全額使っています。
昨年、その小遣いの合計が200万を超えてしまいました。
この場合贈与税を支払わないといけないのでしょうか?
税理士の回答

豊嶋彩子
贈与税には年間110万円の基礎控除があり、1年間に受け取った財産の合計額が110万円を超えると贈与税が課される可能性があります。
ただ、扶養義務者(ご両親など)からの贈与で、生活費又は教育費に充てるために贈与を受けた財産のうち「通常必要と認められるもの」は非課税となります。この通常必要と認められるものの金額は、法律で決まっているわけではありません。
例えば、生活に関係のない趣味のための金額が高額で年間110万円を超えるようなことがあれば、贈与税が課される可能性があります。
ありがとうございます。
親と同居しているので生活費とは認められない可能性が高いのでしょうか?
生活に必要なものなのか趣味のものなのかという用途が曖昧で、もらった小遣いのうち何にどれくらい使ったか等覚えていないもので…。

豊嶋彩子
親と同居の場合、総務省による単身世帯の平均的な消費支出としては、月に食費41,373円、光熱費水道代11,687円、合計53,060円ということのようです。
他に、生活や教育に必要な資金ということであれば、生活費となると思います。
全額使用されているとのことですので、支払った金額が生活に必要な費用であれば大丈夫だと思います。それには、後で税務調査が入った際に“貰った金額が生活費として使われている”という事を明確に説明できるようにしておく必要があります。
ご丁寧にありがとうございました。
本投稿は、2024年01月09日 02時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。