海外移住後でも1年間は日本への納税義務がある
日本在住の日本人です。
サラリーマンをしながら個人でゲーム開発をしております。
近々、アメリカのサイト上でゲームをリリースし、その売り上げでドバイへ移住を計画しています。
アメリカにドル口座を作り、移住後にドバイ口座へ売り上げを送金する予定です。
お聞きしたい事ですが、海外移住後でも1年間は日本への納税義務があるようです。
それは移住前に税理士さんへ依頼する予定ですが、何時請求され、納税の方法は月払いか年払いなのでしょうか?
税理士さんへ送金を行う事になるのでしょうか?
また、日本には戻らない覚悟で行く予定ですが、1年以内に夏季限定で非移住者として日本へ来るとなると納税期間が1年以上伸びる事等はあるのでしょうか?
税理士の回答

行方康洋
海外に移住する場合(日本の非居住者となる場合)、日本から出国するまでにその年分の税金の精算をする申告の方法があります。
つまり、7月1日に出国する場合、7月1日までにその年の1月1日から6月30日までの期間の所得を計算し、納税する方法です。この方法で申告されれば、翌年に出国される年分の確定申告をする必要はありません。
もう一つの方法としては、納税管理人を選定しその方に出国年分の確定申告を依頼する方法があります。この方法で申告される場合は、翌年の確定申告の期間に納税管理人が確定申告と納税をすることになります。
日本の非居住者となられた後は、日本に少しの期間(休暇等)戻られても、基本的には居住者扱いとはなりません。つまり、日本での申告が必要となることはありません。(所得の種類によっては日本の非居住者となっても申告が必要な場合はあります。)
回答ありがとうございます。
移住後も継続的に収益が発生しますが、日本へ納税は必要無いという事で良いのでしょうか?

行方康洋
納税の原則では、日本に事業所がない場合、居住地国に課税権があることになりますので、移住される国に納税することになります。
感謝です。
ありがとうございました。
本投稿は、2022年07月06日 00時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。