マイナンバー制度と脱税について
マイナンバー制度が導入されると脱税が困難になると聞いたのですが、これは本当でしょうか?
本当だとするとどのような理屈でそうなるのでしょう?
税理士の回答
確かにマイナンバー制度が導入されると、脱税が困難になる側面はあると思います。
少なくとも「扶養親族」については、確実に検出されていくものと思います。
現在は、扶養親族の数は各自自主申告に基づいて網羅的なチェックがされているとは言いがたいところがあります。
例えば、架空に親族を扶養していることにしたり、二重に扶養親族を取ることで、架空に税額控除を取ることができるケースがあるそうです。
マイナンバーを付された場合には、これが封じられることになります。
実際にアメリカでは、マイナンバー制度を導入したことを期に「消えた子供」が数十万人単位でいたそうです(つまりこの分、架空に扶養控除を取っていたということです)。
これよりももっと影響が大きいのが、銀行の預金口座とマイナンバーが紐付けられることです。
銀行預金との紐付きにより、預金の移動で課税ゲートを通過していないものについて、脱税が検出がされることが期待されるそうです。
いずれにしても脱税は推奨しませんが・・・
海外の銀行口座も追跡できるのでしょうか?
本投稿は、2015年05月28日 22時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。