過去年度の無申告の確定申告について(税務調査前に納税したほうがよい?)
初めまして。
先日、税務署より自宅に調査(5年分の請求書など情報を準備してほしい)と連絡があり、
スケジュール調整中(日程は、折り返し伝えることにして、未確定)の状況です。
私は、2014年にサラリーマンから独立して、個人事業主です。
2015年から事業者登録・青色申告で、納税しました。
2011年~2014年2月まで、サラリーマンの時に、独立準備で、副業を行っていました。
先日、税務署より、自宅へ5年分の税務調査に入りたいとの連絡がありました。
税務署が5年分の調査をしたいということは、
当時どんぶり勘定だったのですが、最近過去の支払い入金履歴を確認すると、年度によっては納税すべきレベルの利益が出てしまっている可能性があります。その場合、調査に来る前に、納税をしておいたほうが良いでしょうか。
また、今から納税を行うには、どういった手続きが必要でしょうか。
(もちろんすべて支払い明細、受け取り明細は電子データ、書類で保存してますので頭で利益計算を行っておりましたが、具体的な年間の利益はこの2週間で計算し、再確認する予定です。)
以下の期間で、それぞれ無申告分の計算をして、確定申告が必要だと思います。
・2011年~2014年2月末まで:副業扱い(サラリーマンの給与所得は源泉徴収済み)で業務を行っていた。
・2014年3月~会社を辞めて継続して事業を行っていた(事業主登録までの約10か月)
⇒上記の利益計算を過去データを使って行った場合、今から納税を行うことは可能なのでしょうか。
・税務署でどのように言えばその無申告分の納税が可能でしょうか。
・その場合どのようなペナルティが考えられますでしょうか
・青色申告のために複式簿記は完璧に理解ができたのですが、
逆に白色申告で過去の分の納税を行う場合の処理(2014年度と、それ以前では記帳のルールが変わっているとのことです。)と、データはどういった帳簿をつける必要がありますでしょうか。 (時間が限られているので、白色で、できるだけ短時間で完了するような記帳をすべきだと思っています。)
税理士の回答
2011年から2014年の4年分について、今から(調査開始前に)自主的に期限後申告(期限後の確定申告)と納税を行うことは可能です。
この4年分に関して税務調査で指摘されてから申告納税する場合には、本税が50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の「無申告加算税」が課されます。しかし、調査前に自主的に申告納税する場合には無申告加算税が5%に減免されます。納税となることが明らかであれば、自主的に申告をすることで加算税の負担を抑えることができます。
(国税庁ホームページのタックスアンサー「確定申告を忘れたとき」をご参照ください。)
なお、自主的に申告をすることで加算税は減免されても延滞税は生じますのでご留意ください。
期限後申告をする場合には、税務署の総合受付に持ち込んで提出し、同日中に納税するようにしてください。
提出後に調査官から連絡等があったら、「申告することを失念していたことに気が付いたので、遅れ馳せながら申告納税しました。」と回答すると良いと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
ご連絡ありがとうございます。
4年分の白色申告をざっと見たら、結構早く記帳ができそうだと認識しました。
変な質問かもしれませんが、
電話で自宅調査の予定きたあと、税務調査の日程調整のボールが現在私のほうにあるのですが、一般的に、日程調整というのはどのぐらい後に伸ばせるのでしょうか。
出来るだけ時間をかけて納税と、調査対応準備をしたいと思っています。
あまり遅くなると税務調査を行う側にも迷惑が掛かると思いますが、
伸ばしすぎると何かまずいことがあるのであれば、納税は急ぎ、準備を打ち切って、不十分な形で臨まなくてはならないかと思っています。
本投稿は、2016年10月20日 22時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。