贈与税の疑い
現在、年収約1000万の40代です。毎月の給与所得税、他に年4回納める市県民税はきちんと支払いしています。
しかし、学生の頃に親から貰った仕送りや、社会人になり、給料やボーナスで入金されたお金を少しづつ口座から引き出し、長年ほとんどタンス預金としてしまっていて20年程経過し、タンス預金には500万ほどあります。
預金通帳は、月収やボーナスはすぐに引き出しますので、口座はいつもカツカツです。ローンや公共料金など引き落としに足りなくなりそうになると、その都度、入金しています。
①例えば、このタンス預金500万をいっきに自分の口座に戻し、リフォーム工事の支払い振込を行なった場合、贈与の疑いがかかりますでしょうか?
②贈与の疑いを掛けられない為には、リフォーム工事費500万円を、自己口座には入れず直接業者口座に入金すれば、大丈夫でしょうか。
③また、税務署からお尋ねが来た場合、贈与ではないと実証できる物に所得課税証明書などは有効にならないでしょうか?
税理士の回答

国税OBの税理士です。税務署の時は相続税・贈与税の担当部署の管理職を行ってまいりました。
自宅をお持ちになっていて、リフォーム工事を行うということですね。
①②については、どちらでやっても同じことなので、どちらでも構いません。③についてですが、通常、リフォーム工事であれば、「お尋ね」が来ることはまずないと思います。
通常は、土地家屋を購入した人に対して「買い入れた資産のお尋ね」という照会文書をお出しします。あなたの場合には当てはまらないと考えます。
※ただし、あなたは不安を抱いているので、証拠の残し方ですが、タンス預金の保管の状態や現金の写真を撮って残しておくことをお勧めします。
現金は、広いところで広げて細かくためてきたことがわかるように撮影します。そのお金は、現在発行されていない旧札なども混じっていると思います。
なぜ、証拠写真があるのかを聞かれた時のために、この照会・回答も保存されておけば、専門家からのアドバイスで行ったということで、より証拠の勝ちが増すと思います。
とても詳しくご説明いたただき、ありがとうございます。
リフォーム内容が増築ですので、建物表題登記変更が生じます。増築の場合でも、お尋ね文書は来ませんでしょうか。

税務署からのお尋ね「増改築のお尋ね」も国税局単位でやり方が異なりますので、もし、お尋ねが届いた際には丁寧に正直にお答えすれば、贈与税が課税されることはありません。
ありがとうございます。
万が一、お尋ねがあった場合は、丁寧に回答したいと思います。
本投稿は、2022年09月13日 10時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。